日本で誕生した、駅伝は、長距離陸上としては唯一の団体競技である。
そもそも駅伝の発祥は、大正6年に行われた、東海道駅伝徒歩競争が最初と言われている。
当時のコースは、京都・三条をスタートし、東京・上野までの23区間、507キロ。
一区間の平均は22キロ。
関東と中部の2チームが参加、昼夜ぶっ通しで行われ、優勝した関東の所要タイムは、41時間44分。
さらに、駅伝で使うたすきには厳密な規定がある。
幅6センチ、長さ1m60~1m80まで。
たすきにまつわるこんなエピソード。
1999年の全日本大学駅伝の予選会で、四日市大学の用意したたすきが、規定よりも短かった。
そこで急遽、真っ白なシーツを切って、即席のたすきを作り、なんとか間に合わせたのだった。
しかし、駅伝において「白タスキ」は、演技が悪い。
繰り上げスタートの時に使われるのが、「白タスキ」なのである。
タスキには、それぞれの想いが込められているのである。
今から10年前、第27回全日本大学駅伝では、奇跡の大逆転が起こった!!
今回はそのレースを検証する!!