自らのパフォーマンスのため、常に自己を抑制しているアスリートたち。
そんな彼らのパフォーマンスを支えているのが食事である。
ところがこの食事、ただ取るだけでは効果は少ない。
そう、実はいつ取るかということが近年重要といわれているのである。
まず人間は体を動かすために必要なのはエネルギー。
そのエネルギーの単位がカロリーであり、これは食事をすることによって主に得られる。
成人男性が1日に消費するカロリーは、およそ2500キロカロリー。
その大半は基礎代謝で消費される。
では、いったいアスリートたちはどれぐらいのエネルギーを消費しているのか。
まずはサッカー。体重70キロのアスリートが90分フル出場したときの消費カロリーはおよそ1300キロカロリー。
フルマラソンでは体重70キロの男性が時速15キロ、およそ3時間で完走すると約3000キロカロリーを消費する。
カロリー消費が多そうな水中の競技といえばシンクロナイズドスイミング。
1日の練習でおよそ4000キロカロリーを消費する。
これまでに採取されたデータの中で最もカロリー消費が多い競技は自転車競技。
ロードレースの最高峰・ツール・ド・フランスの選手が記録したものである。
驚くこと無かれ、なんと一日で8000キロカロリーをも消費しているのだ。
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