研究コーナー
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トランポリン

2006/04/22放送


 しなやかに躍動する肉体。アスリートたちは鍛え抜かれた体を使い、自らの限界に挑んでいく。そして、数あるスポーツの中で、意外にも“ジャンプ”が勝敗の鍵を握るスポーツは多い。
 トリノオリンピックでは、女子フィギュアスケートの荒川静香が華麗なジャンプで世界中を沸かせ見事金メダルを獲得。スキーモーグルの上村愛子、里谷多英、スノーボードハーフパイプの日本勢もアクロバティックなジャンプで魅了してくれた。その他、バスケットボール、バレーボールなどジャンプを必要とする競技は多い。
 そんな、スポーツの基本動作とも言えるジャンプ。その中でも最も高く跳び上がる競技、それがトランポリン。
 「トランポリン」は元々、中世期のフランスにいたサーカス芸人、トランポリンが空中ブランコの下に張る「安全ネット」からヒントを得て造ったのが始まりだと伝えられている。そんな「トランポリン」、世界トップクラス選手の跳ぶ高さは何と8メートルに届くという。これはビルの3階の高さに相当する。その高さで宙返りなどの華麗な技を披露するのだ。
 また、跳んだときの浮遊感を利用して上村愛子などモーグルやハーフパイプの選手も、練習にはトランポリンを使い、空中で体を動かす感覚をつかむトレーニングをしている。トランポリンは、回転運動や平衡感覚をつかさどる三半規管を鍛えることができる他、意外とハードな全身運動であることからエクササイズとしての効果も高いという。
 子どもから年配まで、誰もが楽しめるトランポリン。しかし、トップ選手になると着地の衝撃度は何と約1トン。飛び跳ねてトランポリンから飛び出してしまったり天井が低い場所で跳んで頭をぶつけてしまったりする事故も起きている。やはり過酷なスポーツなのだ。
 そんなトランポリンであるが、オリンピック種目にもなっているということは意外と知られていない。競技人口は1万人前後と日本ではまだまだマイナースポーツ。そこで日々普及に努める協会が優秀な選手を発掘するために始めたのが何と“オリンピック強化選手オーディション”!
 オーディションがあることを知ったお笑い芸人桐畑トールは、オリンピック強化選手になることを思い立ち、既に強化選手となっている半本ひろみさんを突撃取材することに。半本さんは2008年の北京オリンピック出場も期待される世界トップレベルの選手だ。半本さんが練習する金沢を訪れた桐畑は早速演技を見せてもらうが、その迫力にただただ驚くばかり!強化選手直々のコーチで、練習の末何とか初心者向けの技はできるようになったが、オリンピック強化選手になるには年齢制限があることを知り、泣く泣く断念。オリンピック強化選手には簡単になれるものではないのだ!
 トランポリンがとても楽しそうなスポーツだということで挑戦してみたくなった伊集院光所長も、研究員の高山香織アナとトランポリンハウスに行ってみることに。ところが、実際に跳んでみると転倒の連続。楽しいスポーツだと思う一方で、意外と難しいトランポリンの奥深さに伊集院所長も感心することしきりであった。
まとめ

トランポリンは意外と難しく奥深い競技である。

実際に跳んでみると転倒の連続。楽しいスポーツだと思う一方で、意外と難しいトランポリンの奥深さに感心させられる。


次回予告

「ペースメーカー」を大研究。
マラソンで記録を出すために用意される陰の立役者「ペースメーカー」に注目。 去年11月に復活を遂げたQちゃんこと高橋尚子の快走に隠された事実とは?誰も知ることのなかった衝撃の真実が明らかになる。
そしてスタジオでは高山研究員がコスプレに挑戦。果たして彼女の運命は…!?

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