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高山アナ 平行潜水の日本記録に挑戦

2006/06/24放送


「潜水したまま、どれだけ長く泳げるのか」という競技、平行潜水。4月にスポ研の新研究員となった、高山アナは就任当初からこの、競技にチャレンジしてきた。目指すは現在の日本記録、元競泳日本代表、田中雅美選手の持つ96m。4月当初、なんと初チャレンジにして63mというビギナーとしてはありえない記録を出した高山アナ。

今回、記録挑戦への最終兵器として、スタッフが用意したのは日本女子潜水界のパイオニア。松元恵さん。足ひれを付けての平行潜水において、132mの日本記録を出すなど、これまで、数々の記録を塗り替え現在、フリーダイバーとして世界中の海で活躍している。
松元さんの指導でここまでやってきた呼吸法と泳ぎ方を変更した。まずは、呼吸法。これまでは、短く速く息を吐くことで過呼吸状態を作り、たくさんの酸素を肺の中に入れていた方法だったが、この方法は、ごくわずかなエキスパートのみが行なえるもので、逆に、「ビギナーの高山アナ」には余り効率が良くないのである。
さらに、泳ぎ方。高山アナの場合、どうしても競泳の時の癖が抜けず速く前に進もうと身体に力が入り、頭が沈み、足が浮いてしまう。最悪、足が水面に出てしまえばルール上失格になってしまうばかりか、余分な体力を使い酸素消費がふえてしまう。

この、二つを解決するためまず、呼吸法を高山アナのやってきたヨガに合わせ、ゆっくりとしたものに変更することにした。そして、この呼吸法をすることで、身体の力が抜け、足が水面に出てしまうという泳ぎの癖が徐々に修正されてきたのである。


チャレンジからおよそ三ヶ月、高山アナがついに平行潜水の日本記録に挑んだ。

結果は自己記録の63mにわずか届かない61m。さらに高山アナは浮かび上がる瞬間にブラックアウトの症状に襲われてしまった。
結果的には日本記録どころか自己ベストすら更新できなかったが、この三ヶ月間の挑戦はこれまでにない大きな充実感を高山アナにもたらした。
高山アナの次なる挑戦を乞うご期待!!

次回予告

次回のテーマは人気急上昇中のサマースポーツ『ビーチバレー』。
美女アスリート浅尾美和選手に密着取材を敢行!!
ビーチバレーの魅力とは!?オリンピックへの思いは!?
ビーチバレー界の妖精が余すところなく全てを語った。

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