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プロ野球頂上決戦「日本シリーズ」

2006/10/21放送


半年間に及ぶペナントレースとは違い、7戦のみで決着をつける短期決戦だからこそ、その歴史をヒモ解けば、数々の名ドラマが繰り広げられてきた。 そして過去幾多の名勝負が繰り広げられてきた日本シリーズには、勝負を左右する男が必ず存在してきた。 シーズンでの活躍はもちろん、日本シリーズという大舞台で、力を発揮できる選手。いわゆるシリーズ男である。

シリーズ男の代表格と言えば 西武ライオンズ石毛典宏。 石毛の日本シリーズでの強さは尋常ではなかった。 シリーズ出場11回のうち8回の日本一。 シリーズ17試合連続ヒットは、いまだ破られていないシリーズ記録である。

まだ記憶に新しい去年の日本シリーズ。 そのときのシリーズ男といえば千葉ロッテマリーンズ今江敏晃。 シリーズ記録となる8打席連続ヒットというとんでもない記録を打ち立てマリーンズを4連勝で日本一へと導いた。

日本一の優勝請負人 工藤公康。 1986年、87年2年連続のMVPに輝き、ライオンズの日本一に貢献。 シリーズ出場は14回を数え、これは王貞治と並びシリーズ1最多記録である。 さらに西武、ダイエー、巨人で日本一を経験。 3球団にまたがって日本一になった選手はいまだかつてない。

シリーズでめっぽう強かったのが ミスタージャイアンツ長島茂男。 今でも破られていないシリーズ通算最多の91安打、66打点。 長島こそシリーズ男中のシリーズ男、記憶に残るプレーヤーだ。

記憶に残るといえば1985年 ランディ・バース。 3試合連続ホームランを放つなど圧倒的な力を見せつけタイガースを初の日本一へと導いた。

西武、そしてダイエーで2度のシリーズMVPに輝いた 秋山幸二。 1999年のシリーズではレギュラーシーズンの成績をはるかに上回る活躍でシリーズ男となった。

2000年 ジャイアンツ日本一の立役者といえば松井秀喜。 レギュラーシーズンでホームラン、打点の2冠に輝きシリーズでも打率。381 ホームラン3本の活躍をみせた。

シリーズ男にスポットライトがあたる中、レギュラーシーズンの活躍を全く見せることができない、逆シリーズ男と呼ばれる選手もいる。 1999年ドラゴンズ関川は、シーズン3割を越える打率でチームを引っ張ってきたが、シリーズでは相手チームから徹底マークを受け、4戦までノーヒットに抑えられた。

2000年ホークス松中は3割、30本塁打、100打点を記録しリーグV2に貢献。 しかし、日本シリーズではヒット1本しか打てなかった。

2006年ドラゴンズ対ファイターズの日本シリーズ。 シリーズ男が出現し、栄冠を掴むのはどっちのチームなのか? そして、逆シリーズ男となるのは誰なのか?

次回予告

今回は「フィギュアスケート王国・名古屋」を大研究。荒川静香がトリノ五輪で金メダルを獲得し、次なるバンクーバー五輪でもメダルを!!と意気込む日本フィギュアスケート。 しかし…なぜ名古屋出身の選手が多いのか? 素朴な疑問に隠されていた衝撃の事実を発見!!そして、荒川静香を育てたあの名物コーチが名古屋に上陸し真相を激白する。 さらには、4年後の主役となるであろう浅田真央、安藤美姫が今シーズンのGPシリーズ初戦となるスケートアメリカに挑む。 その模様をたっぷりと!!

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