研究コーナー/スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。

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レフティー

2007/03/03放送

日本代表オシム監督が、若い世代でのレフティー育成を重要課題に挙げるなど、今、レフティーが必要とされている。レフティーは、現在のJリーグでは、わずか15%しかいない。ヨーロッパでは、30%と言われている。希少価値故に、重宝されるレフティー。その際立つプレーを研究。

(1)レフティーの特徴
右足の選手と対戦することが多いサッカー選手にとって、左足の前でボールを持つレフティーとの対戦には、違和感が生じる。それだけでもDFに対して効果的であるという。

(2)左足へのこだわり
右で失敗するくらいなら、どんな無理な体勢でも左足を使いたい!と語る、元グランパスのレフティーモンスター小倉隆史。グランパスが誇る二人のレフティー、玉田と本田も、左足へのこだわりを語る。さらに、興味深いデータとして、レフティーの選手は、右足が利き足の選手に比べ、利き足を使う頻度が高い!本田選手など、パスを出す足は、ほぼ10割で左足なのだ。

(3)レフティー人気で技術が向上
日本を代表するレフティー中村俊輔選手などの登場で、子供たちは彼に憧れ、左足で蹴ることを真似している。そのことで、両足ともに使うことができる子供が増えてきているという。魅惑的なレフティーが増えれば増えるほど、日本サッカー界全体の底上げになるのだ!

光る!スポーツ研究所的検証結果
レフティーには、右足が利き足の選手にはない、こだわりや独特のプレースタイルがある!特に今シーズンのJリーグは、レフティーに注目だ!