箱根、出雲とともに学生3大駅伝に数えられる全日本大学駅伝。
熱田神宮から伊勢神宮までの総距離106.8キロを競う、真の大学日本一決定戦なのだ。

その出場権をかけた東海地区選考会。
伊勢路への切符をめぐり13校が火花を散らした。
出場できるのはわずか2校。

選考会は各大学から8人がエントリー。
二人ずつ4組に分かれ、それぞれがトラック25週、1万メートルを走る。
その合計タイムの上位2校に全日本大学駅伝の出場資格が与えられる。

予選第1組、レースが動いたのは19週目。
四日市の長谷川が1着でゴールイン。第2組は愛工大が巻き返す。
1位と2位でフィニッシュし、四日市との差を15秒に詰める。
2組目終わりでは四日市が1位、愛工大が2位につける。

3組目は中京のキャプテン勝又が快走を見せた。
2位以下を大きく引き離しトップでゴールイン。
3組目が終わり、勝又の頑張りでついに中京がここでトップに立った。
四日市は2位に落ちたものの、トップとはわずかに18秒差。
しかし、3位愛工大との差もわずかに26秒。史上まれに見る大接戦となった。

そして最終、第4組。各大学のプライドが激しく激突した。
史上まれに見る大根セ二を制したのは四日市。
そして愛工大も伊勢路へのキップを勝ち取った。
9年ぶりの全日本大学駅伝を狙う中京は3位に終わった。

11月4日（日）の全日本大学駅伝、四日市と愛工大が挑む。