2月1日、プロ野球がキャンプイン。
2年ぶりのセリーグ制覇、そして、日本一連覇を目指す中日ドラゴンズの沖縄キャンプに、今年も、伊集院所長が乗り込んだ。
その中で、もっとも熱い視線を向けたのが落合博満監督だ。
これまで、初日に紅白戦を行ったり、1軍が使うメインの北谷球場に若手選手を集めたりと、数々のサプライズを起こしてきたオレ流キャンプ。
今年はノックバットを握らず、見てるだけのキャンプにするという。
いったい、今年はどんなシーズンを描いているのか直撃した。
<チームについて>
落合監督によれば、現在のドラゴンズには主力組と若手の間に大きな格差があるという。
そのため若手のレベルアップが、このキャンプの最大の課題だ。
しかし、キャンプ初日に「8つのポジションは埋まっている」と宣言。
優勝を狙いながら、若手を育てるには、甘い言葉よりもその差をはっきりと伝えて、自分でレギュラーからポジションを獲れというしかなくなるというのだ。
<外野陣について>
攻守の要だった福留が移籍し、西武の和田を獲得した。
井上、藤井、堂上(剛)、平田など外野手争いが激しくなりそう・・・
しかし、落合監督は(左)和田、(中)森野、(右)李で、まったく迷いはない。
<五輪期間について>
今シーズン、ドラゴンズの前に立ちはだかる意外な敵が北京オリンピックだ。
もし、予選と同じメンバーが選ばれると、ドラゴンズは、なんと6人の主力を欠くことになる。
・野手では(二)荒木、(遊)井端、(中)森野の他、新加入の(左)和田も最終予選のメンバーだった。
8人のうち半分にあたる4人が戦列を離れるかもしれないのだ。
その替わりの選手として落合監督が挙げた選手は次の通り。
(二)デラロサ (遊)岩崎 (中)英智、平田、中村公 (左)井上、藤井、堂上剛
・投手ではエース川上、守護神・岩瀬が選ばれる可能性が高い。
その場合の抑えの代役として落合監督が、指名したのは2年目の浅尾だ。
キレの良い速球が武器で、昨シーズンはルーキーながら4勝を挙げた若手だ。
目標はもちろん「日本一」。ファンの皆さんには楽しんで見て欲しいとすがすがしい笑顔で結んだ。