日本最高峰のプロリーグ、Jリーグ。その舞台に今シーズンから新たな勢力が加わった。

FC岐阜。元グランパス森山加入からわずか6年。一クラブチームが悲願のJリーグ昇格を決めたのだ。さまざまな困難を乗り越え、夢のＪの舞台を掴み取った男たちの想いに迫る。

2001年、学生や大学教職員など、民間の有志が集まり、結成されたFC岐阜。東海2部リーグに所属していた2005年、更に上を目指すべく岐阜出身　元グランパス森山泰行が加入。さらに2006年、片桐、小島といった元Jリーガーたちが次々と加入。FC岐阜はいつしか常勝軍団へと変貌を遂げていく。

しかし、チームが躍進をしていく一方、財政面では強くなればなるほど、深刻な資金難に直面していた。それでもチームは2007年のシーズン途中、戸塚監督から、かつて甲府や神戸といったJ1の監督経験がある松永氏に引き継がれ躍進を続ける。この年ついにＪの舞台まで駆け上がったのだ。

FC岐阜の次なるステージはJ2。果たしてどんな新風を巻き起してくれるのか。