研究コーナー/スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。184
ボート2008/03/15放送
ボート競技は、第2回オリンピック・パリ大会から採用され、競技としての歴史は古い。日本では1866年に最初のクラブができ、1923年、アムステルダムオリンピックに初めて出場。1984年のロサンゼルス大会で初入賞を飾り、2000年シドニーでも二人乗りのダブルスカルで6位入賞を果たした。 オリンピックで採用されているのは、14種目。日本男子が北京オリンピック出場権を獲得したのが二人乗りで、一人がオールを2本持つダブルスカルの軽量級。女子は4月に行われるアジア大陸予選での結果次第。 競技の基本距離は2000メートル。コースは全部で6レーン。6チームが同時にスタートし、その順位を競う。スピードは、速いものでおよそ20キロ。6分から8分程度で決着がつく。ボートに必要なのは、瞬発力と持久力。この長丁場をいかに乗り切るかが勝敗の分かれ目となる。そして、レースが行なわれるのは自然の川がメイン。流れの速い川もあれば、穏やかな川もある。つまり、ボート競技は、雨、風など自然の条件に結果が左右される、自然との闘いでもある。レースによって、条件が異なりすぎるため、ボートには世界記録がない!!その代わり参考記録として世界最高記録があるのだ。 ボートは、細く、長いシルエット。長さは、約8m、幅は約30cm、重さ14キロ。水の抵抗が少なくスピードが出るような仕組みになっている。 そんなボートのチームが愛知県日進市にある。デンソーボート部。部員は、全部で6名。アテネオリンピック日本代表の内山選手や。北京オリンピックの代表候補、林真奈美選手が所属する名門チーム。 そのデンソーボート部がスタジオに登場。スタジオではチーム一の力自慢・原田選手が背筋力を測定した。原田選手と同じ22歳の女性の平均背筋力は87.7キロ。そして原田選手の記録は…なんと127.5キロ!!! |