ウィンタースポーツ真っ盛り。特にフィギュアスケートの人気は高まるばかりです。去年の全日本選手権では地元の浅田真央選手が素晴らしい演技を見せてくれました。
浅田選手は試合に臨む際、いつも自分の目標をはっきり言葉にしています。全日本の前にも「トリプルアクセルを跳んで、ノーミスで優勝したい。」と報道陣に話してくれました。浅田選手はまさに“有言実行”のアスリートですが、“優勝”という二文字を公の場で発言することはとても勇気がいること。しかし、そこには重要な意味がありました。
浅田選手はこれまでずっとシーズンごとに目標を決めて、それをクリアするために練習に取り組んできました。そして、それが自然と言葉となって出てきていたのです。しかし、最近“目標を言葉にすることによって、自分の中で目的意識がさらに明確になる、動機付けの役割を果たす”ということに気づいたようです。現に試合前に弱気な発言をした時はいい結果が出ていないそうです。
確かに私たち人間は自分で限界の壁を作っていることが多いのかもしれません。そんな壁を取り払うには“言葉に出す”ということは有効な手段になります。ただし、そのためには“言葉に出せる”だけの努力が必要だということ。
浅田選手にとって最大の目標は“バンクーバー五輪金メダル”です。そこに到達するためにこれからどんな言葉を発してくれるのか、浅田選手の演技と共に、その発言にも注目していきたいと思います。
そして、私自身も2007年は”有言実行“の年にしてみようかな…。