私はふと夫である青戸慎司(陸上短距離ソウル、バルセロナ五輪代表)がかつて話していたことを思い出しました。青戸が高校1年生の時、全国大会に出場していた山内健次選手(ソウル五輪代表)を高校の先生が紹介してくださったそうです。山内選手にサインをもらった青戸は、毎日それを眺めては「いつか山内選手のように速くなりたい」と思っていたとか。
そして5年後、青戸はソウル五輪の代表になりました。あの山内選手と一緒にリレーに出場することになったのです。”憧れの存在“だった選手と同じ舞台に立てた喜びはとても大きかったといいます。今回の「キッズアスリート・プロジェクト」でトップアスリートと触れ合った子供たちの中から、将来日本を代表する選手が誕生するかもしれません。個人的には日本代表までいかなくても、笑顔でスポーツを楽しんでくれる子供が一人でも増えてくれたらいいなと思います。