そんな中、例年に比べて倍以上取材に行った読谷球場で珍しいものを発見しました。選手食堂に張り出された「書初め」です。書道に自信のある選手会長の井上選手が新聞社の企画で書いたのがきっかけでそれなら他の選手も書いてみてはどうかとなったそうです。荒木選手は「優しさ」。新井選手は「感謝」。平田選手は「気」。ルーキーの田中選手は「誘惑」。「プロに入ったらいろんな誘惑があるだろうと思った。その誘惑に絶対勝とうと決めて書きました。」という理由だとか。なかでも一番僕の心に残ったのは今年からコーチに就任した川相さんのものでした。「一念天に通ず」バントという一芸を極め世界一までになった川相さんらしい一言。書初めにこめられた決意。それぞれ胸に秘めた熱い想いを改めて感じることができました。