だが、これまで取材させてもらったアスリート達に異動の話を告げるとこんな話をしてくれた。
アスリートA 『選手が同じ練習を続けることは当然大事です。積み重ねが結果となるのです。しかし、それらを全て壊してまっさらになることも必要なんです。違う競技をやってみることでヒントを得ることもありますし、違う角度から自分の競技を見つめることができます』
アスリートB 『ボクらは「変わる」って難しいんですよ、怖いですからね、でもそれをしないと前に進めないんですよ、向上心がなくなったら終わりですからね』
アスリートC 『乗り越えられた時に大きな成長となるのです、だから自分を信じて前向きに行けばいいですよ』
分かってはいたけど、世界のトップで戦う彼らに言われると…ずっしり心に響く。そして同時に自分に問いかけている。果たして私は日々戦っていたのか?流されてはいなかったのか?向上心はあったのか?