FC岐阜のJリーグ入りが決まった。FC岐阜は「岐阜県にもプロサッカーチームを」と2001年に誕生した。その後地域リーグを勝ち上がり、今シーズンからアマチュアリーグの最高峰であるJFLに参加。JFL18チーム中4位以上の成績を収め、なおかつプロチームにふさわしい経営基盤があると認められればJ2昇格という状況だった。地域リーグは順当に勝ちあがったが、今シーズンのJFLはすんなりとはいかなかった。開幕当初は順調に勝ち星を重ねたものの、夏場から思うように勝ち星が伸びず、一時は昇格圏外の7位まで順位を下げた。最終戦のひとつ前の試合では、1-3で佐川急便SCに敗れ自力昇格が消滅し窮地に追い込まれた。ライバルチームが敗れたことで息を吹き返し、最終戦でようやく4位以内を確定させる“ぎりぎり”の昇格だった。経営面でもJリーグから「財政面で問題がある」とされ、その後なんとかスポンサーのめどをつけ、こちらも“ぎりぎり”の合格となった。