スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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トップアスリートの世界

2008/01/24
今回の担当者

スポーツとはどこまで奥が深いものなのだろう?トップアスリートと接する度に私が毎回思うことである。わずかの狂いも許されない世界、妥協は決して許されない。

最近、私が取材した中で最も驚かされたのが体操競技である。体操といえば単純に「身体が柔らかい」「難易度の高い技ができればすごい」という感覚だけでした。少なからず私と同じようなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。それが選手と話しをしている内に、もの凄いシビアな世界があったんです。

その一つが体重。淡々と行っているように見える演技、トップクラスともなると体重一つで大きく変わるというのです。それはどの競技でも当たり前の話だろ!と思うかもしれませんが、体操競技では完璧な演技をするためにベスト体重から±0.2kgの増減だけで出来が大きく変わってしまい、さらに±0.5kg外れると怪我につながるということで練習すらさせてもらえないんだそうです。たった0.5kgですよ!わずか500g!そんなの焼肉をたらふく食べたら500gぐらいすぐに増えちゃうじゃないですか!「ウルトラC!ウルトラE!」なんて簡単に言っていますが、その技のすべてが絶妙なバランスで成り立っている、だからちょっとした体重のズレが大きく演技に影響し、0.5kgの差で出来ないというんだから驚きです。だから体操選手は常に体重計とにらめっこ、食事はもちろん普段の生活にも再三注意を払っているんだそうです。もちろん体重だけでなく、よりいい演技をするには筋力もつけなければならない、美しさも追求していかなければならない、体操を知れば知るほど奥が深く、ここでは紹介しきれないほど。知らないことばかりです。
我々スポーツ部はそんなアスリートの姿を少しでも多く世間の人たちに伝えるのが仕事。これからもさまざまな種目、いろいろな選手の取材をして番組の中で紹介していきたいと思います。

ディレクター:H

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