開幕前は名古屋オーシャンズの独走とも言われるほど、圧倒的な強さをみせていたオーシャンズ。しかし、開幕戦でまさかの引き分け。2戦目こそ勝ったものの、それまで指揮を執ってきた名将、眞境名オスカーが解任されるなど、波乱の幕開けだった。
そして、それまで無敗だったオーシャンズが、下位の花巻相手に敗戦するなど、オーシャンズは一時、1位浦安との勝ち点差5まで開いた。
8チーム中唯一のプロチーム。周りからは「勝って当然」ともいわれた。選手たちもそんなプレッシャーを抱えた中での戦いだった。
それでも、その敗戦以降怒涛の12連勝で見事、初優勝を飾った。
2月3日の夜。名古屋へ場所を移し、名古屋オーシャンズの祝勝会が開かれた。そこには普段コートで見せる真剣な表情ではなく、満面の笑みで優勝を報告する選手たちがいた。
シャンパンファイトが始まり、選手たちがシャンパン片手にはしゃぎまわる。その歓喜の瞬間を撮影しようと、多くの報道陣がシャンパンの海に飛び込んだ。僕にとっては目の前でこんな光景が広がるのは、もちろん始めての経験。
選手に勝利の美酒の味を聞いて回り、気づくと全身シャンパンまみれ。。。カッパは用意していたものの、靴などは完全にシャンパン漬け。完全に用意不足。しかもその日は編集作業などで自宅に帰り着替えるなんてことはできない状況。結局、シャンパンまみれのまま、徹夜しました…。