スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。
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2008/04/05放送
5日から岐阜県各務原市のグリーンスタジアムで北京五輪の最終予選が始まった男子ホッケー。かつては五輪出場・5回、最高成績・銀メダルを獲得したほど、日本のお家芸でもあった。しかし、この40年間、その舞台に立てていない。ホッケーと言えば、4年前、女子代表がアテネ大会に出場した時、競技より強化費が少ない事が話題になり、その名が一躍、世間に広まった。そうした台所事情が苦しいのは男子も同じで、監督自らが練習後、最後までボール(1個2500円)拾いもしている。2004年から代表を率いる岐阜県出身の長屋恭一(きょういち)監督は40年前、日本が五輪に最後に出場した時の代表選手だった。しかし、1972年にミュンヘン大会出場を決めていながら、まさかのエントリーミスで出られなかった苦い経験の持ち主でもある。その失態以降、他国の台頭もあり、日本はそれまで勝てていた相手に勝てなくなってしまった。8年前、歴代屈指と言われていた当時の代表も大阪開催の予選を勝ちきれず、シドニー大会を逃した。だが、今回の北京は、それ以来のチャンス。最終予選が再び日本で開催されるのだ。最終予選は、まず6チームによるリーグ戦が行われ、その1位と2位のチームが1枚の切符をかけて決定戦を戦う。その予選リーグに、なんと世界ランク1位のドイツが入っってしまった。思わぬ難敵がたちはだかる最終予選、どうなる日本代表!?
という、難しい局面に立たされている男子ホッケー代表選手がスタジオに登場。地元、名古屋フラーテルホッケーチーム所属の日本代表キャプテン・山堀貴彦主将、攻撃の要・片山謙一選手、岐阜出身DF・伊藤満選手、豊富な運動量を誇る・坪内一浩選手、期待の若手FW・小野知則選手、の5選手。
「ケガがつきもののホッケーの痛い話」では…DFの伊藤選手の顔にボールが当たり、当たった側だけ倍に腫れ上がった話や、そのボールを当てたのが片山選手だったこと。また、坪内選手が男性ならではの痛みに耐え切れず、選手交代を余儀なくされた話が飛び出した。
また、「代表選手の得意技を披露」コーナーでは…片山選手が、「ボールリフティング」で、曲芸の様なスティック捌きを見せてくれたかと思えば、頭がい骨陥没骨折経験を持つ小野選手が、先輩の山堀選手のシュートシーンのものまねを披露。ナイスガイの山堀選手がシュートの際に口ずさむ意外なおまじないが明らかになった。
そして、5日の初戦。格下と見られるスイスに苦戦しながらも2-1で逆転勝ちした日本。40年ぶりの悲願・北京出場に向け、がんばれ!さむらいジャパン(男子ホッケー代表の愛称)