研究コーナー

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男子ハンドボール

2008/05/24放送

開催まで、残り100日を切った北京オリンピック。各競技で、続々と代表が決まる中、今月30日からオリンピック出場をかけた最終予選を控えた競技がある。それがハンドボール。

思えば去年、一度は諦めたオリンピックだが、まさかの予選やり直し。その原因となったのが、いわゆる『中東の笛』。国際ハンドボール連盟の組織であるアジア連盟トップの会長はクエートのアフマド王子が勤めており、その王族がアジア連盟を牛耳っていると言われている。そして、オイルマネーをバックに審判による中東有利な試合操作を10年に渡り、行ってきたというのだ…

2007年9月に行われた男子予選。クウェート-韓国戦では、ドイツ人の審判団が裁く予定であったが、急遽中東のヨルダンの審判に変更となった。この試合では開始2分で韓国選手が退場になるなど、クウェート-日本戦においても、同様にドイツからイラン人へ審判団の変更がなされ、勝負どころでは不可解な判定が頻発。この結果、クエートがオリンピックの出場権を獲得したのだが・・・。

しかし!!日韓両国が提訴。その結果、2008年1月に最終予選の再試合を決定。中東各国がボイコットする中、日本と韓国でアジア予選のやり直しが行なわれた。日本にとって一度はあきらめた北京オリンピック出場だが、再びチャンスがめぐってきたのだ。日本中が注目する中で行なわれた日韓戦。しかし、日本は、あと一歩のところで北京行きを逃してしまう。

だが、これで終わったわけでない。日本には、まだ世界最終予選が残されている。20年ぶりのハンドボール・オリンピック出場へ向け、いよいよ決戦の時を迎える。世界最終予選に向け、日本代表の左サイドのエース・末松選手と、バックプレーヤーのヴォルケーノ(活火山)こと、門山選手がスタジオに登場!!五輪出場への秘策を聞いた。

今月30日からクロアチア(ザダル)で開催される、北京オリンピック世界最終予選。
12ヶ国が3グループに分かれ、各グループでの総当りのリーグ戦を行い、各グループの上位2ヶ国が北京オリンピック出場権を獲得する。日本の3グループには、アテネ五輪金メダルのクロアチア、銅メダルのロシア、そしてアフリカのアルジェリアが同じ組に入った。世界の強豪を相手に、日本はいったいどう戦うのか?!


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