研究コーナー

スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。

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「女子レスリング 吉田沙保里選手 栄和人監督」

2008/09/06放送

全てはこの日を境に始まりました。北京を目前に控えた、今年の1月のW杯。
新鋭のアメリカ人選手に、最強の女王・吉田沙保里選手ががおよそ6年ぶりの敗戦。立ち直れないくらいにショックを受けましたが、実家に戻り、幼い子供達がレスリングに熱中する姿を見て、奮起。
返されないタックルという武器を習得するため、栄監督とともに再び、金メダルに向けて動き出しました。

そして、迎えた、北京オリンピック。
予選を勝ち上がり、決勝の相手は、地元中国の許莉選手。第2ピリオド43秒、フォール勝ちし、アテネに続く2連覇を果たしたのです。

そんな吉田選手と栄監督がスタジオに登場。

「最後まで攻め続けた北京」

北京では最後まで攻め続けた吉田選手。準決勝のカナダ人選手との対戦では5対0と大量リードしていたにもかかわらず、試合終了まで残り10秒でも攻めていき、最後にタックルを決めていました。

実は吉田選手はもう攻めなくてもいいかと思っていたんですが、栄監督が攻めろと指示。実際に栄監督自身は攻めろと指示を出したものの、残り時間が少ないから吉田選手はもう攻めないだろうと思っていたそうです。
ところが・・・吉田選手は残り3秒でタックルを決めてしまいました。この関係が金メダルを引き寄せたんでしょう。

「栄監督の奥様・怜那さんが登場」

吉田選手がもっともお世話になった先輩としてあげたのが、栄監督の奥様になった怜那さん。2000年に世界選手権で銀メダルを獲得した女子レスリングの元選手です。
吉田選手は栄監督夫妻とともに行動することが多く、公私共に支えとなっているようです。そんな怜那さんがスタジオに登場し、吉田選手と栄監督は驚きの表情。怜那さんには吉田選手と栄監督の話をしていただきました。

日本人女性で五輪3連覇を成し遂げた人はいません。吉田選手のロンドンでの3連覇に期待しております。


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