研究コーナー

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「沖縄キャンプSP第一弾 ~中日ドラゴンズ・落合博満監督~」

2009/02/14放送

覇権奪回に向け、日本一厳しいと言われるドラゴンズ沖縄キャンプも第二クールに突入し、いよいよ第三クールから実戦も始まろうとしている。そこで!!毎年恒例、伊集院所長の沖縄キャンプ突撃取材を今年も敢行。第一弾のターゲットは監督就任6年目を迎えたオレ流・落合博満監督。

今シーズンのドラゴンズはメジャー移籍したエース川上憲伸、主砲タイロン・ウッズ、楽天へ移籍した中村紀洋ら主力3人が相次いで退団・・・。
苦しい台所事情を抱えるチームの指揮官に、まずは所長がやや緊張気味に今年のテーマを伺いました。
すると監督は「今年のテーマは自立と進化」とすぐさま色紙に書いて返答。
監督曰く「自立しなければならないのは、荒木・井端・森野のこの3人、そろそろオレの手を離れろよと言いたい、みんな寂しがり屋なんだから」
と主力3人の選手の名前を挙げ、叱咤激励。
さらに進化は「みんな新たな自分を見つけていかなきゃダメ」と新しいことにトライする意欲を選手に求めていました。

なるほど。今年のドラゴンズは戦力ダウンでありながら、5年連続ゴールデングラブ賞コンビ荒木・井端のコンバートに取り組んだり、和田の一塁挑戦、移籍2年目の小池の内野挑戦、去年中継ぎで大ブレークした浅尾の先発転向の可能性など数々の新たな取り組みが感じ取れます。
それだけ選手にも監督にも危機感があること、そして全員にチャンスがあると思わせる今年の沖縄キャンプ。
話はやはり練習量のことになり、伊集院所長が「12球団で今年も一番練習をしているんですね、第一クール8勤1休ってどうしてなんですか?」と質問。

すると監督からは、
「だって一番下手なチームなんだもん。8勤ったってどうって事ないでしょ、月曜休みに合わせたらたまたまそうなっただけ」とサラリ。
これには毎年沖縄キャンプを訪れている伊集院所長も唖然としていました。
それもそのはず。ドラゴンズは第一クールが8勤、第二クール以降が6勤ずつの日程になっていて就任6年目の今年が一番日程的にキビしいのですから。
そして所長に語りかけるように話をする落合監督の表情は全く変わりませんでした。

その後、話は球界全体の話になり、監督は「日本にはもう4番バッターはいません。自分がやっていた時とは時代が違う。変わったんじゃないですか、そして変わってもいいんじゃないですか」と衝撃発言。
それでもエースの話では「日本のエースはダルビッシュだよ。負けないピッチャーだよ、ここぞって所で必ず勝つピッチャーだよ」とエースへの条件をオレ流らしい言い回しで語って頂きました。

覇権奪回へまずは足固めとなるこの沖縄キャンプ。就任6年目の落合監督が今年はどんな選手を使い、どんな采配をふるうのか。今シーズンのドラゴンズの戦いぶりに注目です。


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