研究コーナー

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「ドラフト」

2009/11/14放送

今年も運命の日がやってきた。10月29日、プロ野球新人選択会議いわゆるドラフト会議が行われた。
今年は1位指名で花巻東高校の菊池雄星投手に6球団が競合し、抽選の結果ライオンズが交渉権を獲得。
クジを引き当てた渡辺監督が渾身のガッツポーズを見せるなど白熱したドラフトとなった。
一方、地元のドラゴンズはドラフト会議前に指名が予想されていた5人程度から大幅増の10人を指名(育成枠を含む)。
スカウト部長によると指名を考えてはいたものの他球団に獲られると思っていた選手が思いのほか残っていたとか。
このようにドラフトでは刻一刻と変わる状況の中でチーム戦略にあった選手をどう獲得するかが鍵となる。
そこで今回スポケンでは日本プロ野球界の中で現役最強チームを目指して伊集院所長、野球解説の宇野勝さん、今中慎二さんの3人によるドラフト会議を行った。
ただし、指名できる選手はセ・パ12球団それぞれから各球団1人のみ。
指名が重なった場合は抽選を行い、判定はプロ野球担当記者の投票とした。
そして、いよいよスポケン的ドラフトがスタート。投手部門では競合はなかったが、捕手では今中監督と宇野監督がマリーンズの里崎選手をめぐって抽選に。ここは今中監督が勝利。
しかしこの後、今中監督は内野手部門でライオンズ中村選手をめぐり宇野監督と、さらに外野手部門ではスワローズ青木選手をめぐり伊集院監督と抽選に臨み連敗。チーム構成が大幅に狂ってしまった。
また、どの監督も各球団から1人しか選べないというルールの為に選手の指名に頭を使う事となった。 そして確定したオーダーはご覧のとおり。

伊集院チームは打線のバランスはいいものの、投手陣が・・・。
今中チームはチームの核となる選手の獲得に2度も失敗。オーダーに大きく影響が出た。
宇野チームはセ・パ両リーグの首位打者に加え、パ・リーグ本塁打・打点の二冠王中村選手も。
充実の攻撃陣となった。

このオーダーを基にプロ野球担当記者が投票した結果、現役最強は宇野チームに決定。
緻密な計算と決断力。そして運。ドラフトは間違いなくドラマチックである。


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