スタッフの一言

日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフ。そんな彼らが取材先で感じたことをつづります。

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国際試合でこんなハプニング

2008/06/4

今回の担当者

5月24日に豊田スアジアムで日本代表とコートジボワールの親善試合が行なわれた。
愛知県でのフル代表試合は実に何十年ぶり、更にW杯アジア3次予選を目前に控え岡田ジャパン初の海外組(松井・長谷部)を召集するなど話題が多く当日は、雨にもかかわらず4万人を越える観客が詰め掛けた。
筆者はテレビ朝日の中継応援でピッチサイドの業務に携わった。
番組は午後7時にスタート、キックオフまでの20分間は両チームのメンバー紹介や解説者による戦力分析、注目選手、試合の見所を伝え、視聴者の関心をあおる。
日本代表がウォーミングアップのためピッチに登場。
ニッポンコールがスタジアムを包み響きわたる。
アフリカ最強のコートジボワールもピッチに出てきた。
前日練習で数人の選手の顔と名前、特徴を覚えたはずが全員同じ顔に見える。
筆者はユニホームに着替えれば背番号で確認できると余裕をかましていた。
だが、このあと誰も予想できないハプニングが起こった。
選手入場、両チームの国歌斉唱、まずはコートジボワールの国歌が始まった。
その瞬間凍りついた。メンバー登録されていない8番の選手が胸に手をあて大きな声で歌っている。3番の見間違えか?いやいや間違いなく8番や!誰やこいつ!何度もメンバー表を見るがサブメンバーにも8番はいない。運営部隊もあわてて確認に走る。
どうやら19番の選手のユニホームが小さかったことから勝手に8番を着て出たそうだ。国際Aマッチでそりゃないだろう。この一連の騒動で楽しみにしていた日本の国歌斉唱は聞くことができなかった。

ディレクター:Y


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