日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフ。そんな彼らが取材先で感じたことをつづります。
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2009/11/04
今回の担当者
先日プロ野球ドラフト会議が開かれた。今年の目玉は甲子園で活躍してメジャーからも注目されていた花巻東の菊池雄星投手。6球団の競合の末、西武が交渉権を獲得した。ドラゴンズは智弁和歌山の岡田投手をはじめ8人を指名した。ドラフト会議のニュースを出稿するにあたり、ドラゴンズが誰を指名するかを事前にリサーチして指名されそうな選手のプレーしている映像を入手する必要がある。高校の有力選手は夏の甲子園や地区大会の映像があるので大丈夫だが、大学生は六大学リーグの映像など系列局が取材したものを事前に送ってもらう。今回は野球班のSディレクターがドラゴンズに指名されそうな選手の映像を集めていたが、その中に“西武のおかわりくん”を一回り大きくしたような巨漢の大学生がいた。それもすごい勢いで1塁へヘッドスライディングしている映像だった。「へえぇ~。こんな選手がドラフト候補なんだ」と思っていたら、ドラゴンズが3位で指名した。亜細亜大の中田亮二内野手だ。115キロの巨漢で、愛称は「ぶーちゃん」。50メートルを6秒3と意外に足も早い。ドラゴンズには珍しいキャラとみた。そのうちスポケンでも取り上げたいのでSディレクター取材よろしくお願いします。
今回ドラフトのニュースを見て特に感じたのが「指名された選手の親御さんはここまで来るのに苦労したんだろうなあ」ということ。うちは娘がこの4月に中学に入学しソフトテニス部(いわゆる軟式テニス部)に入部した。さほど強い部というわけでもないが、練習は土日も含めて毎日。月~金は朝練もあって6時半には家をでる。家内は朝ごはんの準備で毎日6時前には起き、試合のある日は弁当をつくらないといけないので5時起きである。また試合のときは自家用車を出して子どもたちを試合会場へ送り迎えしたり、差し入れを持っていったりすることもある。普通の運動部でこれだけだから、名門高の運動部に子どもを行かせている親御さんはきっともっと大変なのだろう。何かにつけて“親の目線”になるきょうこのごろだが、今年のドラフト指名選手もそんな親御さんの苦労も忘れずにプロ生活をがんばってほしい。
副部長:K