日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフ。そんな彼らが取材先で感じたことをつづります。
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2010/2/10
今回の担当者
球春到来。今年もドラゴンズ沖縄キャンプが始まった。スタッフは入れ替わり立ち代りで沖縄へ取材に行くので、誰かがもどるたびに沖縄のお菓子がスポーツ部に増える。(留守番部隊はちんすこうや紅いもタルトをしょっちゅう食べることになります。)
私もスポケンの収録で3日間沖縄入りした。今年のドラゴンズキャンプ、他球団に比べると地味ながらも話題はそれなりにある。去年は途中で元にもどされたが、今年こそ実現するであろう荒木・井端のコンバート。体重115キロの巨漢・話題のルーキー“ぶーちゃん”こと中田亮二。27年目のシーズンを迎える山本昌。俊足巧打で注目の新外国人セサル。キャンプでは1軍に抜擢され、ローテーション入りが期待される2年目のイケメンピッチャー・伊藤準規など…。
キャンプの取材は結構大変である。取材場所がメイングラウンド、サブグラウンド、ブルペン、室内練習場、陸上グラウンド、さらに2軍が練習する読谷球場といくつにも分かれていて、そこをディレクター2人とカメラ1クルーでカバーしなければならない。毎日朝一番に配布されるメニュー表(どの選手がどこで何をするかがおおよそわかる表)とにらめっこしながら、何を取材するかを決める。カメラが回れないところはディレクターがデジカメで撮影もする。あっちこっち行ったり来たりして夕方まで取材したあとは編集センターでニュースの編集と原稿を書く。現地には編集マンがいないのでディレクターが自分で編集もする。編集を終えるのは深夜。翌朝は午前9時から取材。せっかく沖縄まで行っても遊ぶ暇はないのです。私が行ったときのメーテレ取材班は入社2年目のSディレクターとキャンプ初体験・1年目のNディレクター。ふたりとも先輩ディレクターに「お前らいったい何を取材していたんだ!」と怒られながら取材し、ニュース原稿を先輩の何倍も時間がかかりながら悪戦苦闘で仕上げている。キャンプで鍛えられるのは選手だけでなくディレクターも鍛えられるのです。彼らの苦労のたまものが毎朝放送される「どですか」のスポーツコーナーで見られるので、皆さん見てやってください。
さてスポケンは今週の放送(2月13日)と来週(2月20日)がドラゴンズ沖縄キャンプ特集。13日は“この人たちの活躍なしに優勝はない”という投手陣のキーマン・朝倉、中田賢、浅尾選手の3人に伊集院所長が直撃。また20日はセカンドからショートへコンバートする荒木選手と所長の対談というラインナップです。お楽しみに。
副部長:K