2018年6月16日放送
優しさが集う 九鬼水軍の港町 三重・尾鷲九鬼
九鬼水軍発祥の地「三重・尾鷲九鬼」を旅してゴメン!ふれあいバス「中学校前」バス停よりスタート!海岸沿いを歩いていると「ガリガリ」と音が!気になるウドちゃんは音の鳴る方へ行ってみると、漁船の底やスクリューに付着した貝をはぎ取っている漁師さんがいたので九鬼のオススメを聞くと、午前中で売り切れてしまうほど大人気のソウルフード“九鬼水軍 虎の巻”を教えていただき、さっそく行ってみることに。“九鬼水軍 虎の巻”の「錦花堂」へおじゃますると、ショーケースの中にはすでに何もない!残念がるウドちゃんに、ご主人が、「いま作ってる」と嬉しい一言!早朝から作っていて、最初の分はすでに販売と配達でなくなってしまったそうなんです。昔、九鬼は定期船でしか他の町へ行けなかった陸の孤島で、その時代に町を訪れた和菓子職人が町人に教えたお菓子が、いまの虎の巻の原型らしいのです。こしあんをカステラのような生地で巻物にした“九鬼水軍 虎の巻”をいただき「おいしい!」と感動するウドちゃんでした♪「錦花堂」を後にして歩いていると、定休日のお店の中から、明るい声でウドちゃんに呼び掛けてくれる10人ほどのお母さん方が!御詠歌の練習中だった彼女たち、いつもは高台の真巌寺で行っているところ、今日は定休日のお店に集まり練習していたそうです。子どものころ、おばあちゃんが御詠歌をやっていた事を覚えているウドちゃんは、お母さん方に御詠歌を披露してもらい、昔を懐かしみました。海岸沿いから1本入った九鬼の集落は細い路地が入り乱れる漁村特有の景観。草取りをしている男性に道を尋ねると、その方は老人クラブの会長さん。家の中に招き入れてくださり、副会長の女性も電話で呼び、三人でわいわいがやがや。会長と副会長は小学校のときからの同級生で、ふたりの思い出話が食い違う度に言い合いになって笑いあい、ウドちゃんもその関係性にニッコリ。高台にある「医王山 真巌寺」の欄間がすごいと聞き、港の「九木浦共同組合」の組合長さんに鍵をあけてもらうことに。「医王山 真巌寺」は、九鬼水軍ゆかりのお寺だったそうです。一刀彫で掘られた欄間は、大きな本体のうちのほとんどの部分を削り、空間を広げ松竹梅を表現した作品で、その美しさに感動!美しい景色と、この町の人々の優しさに癒され、今回の旅を締めくくりました♪
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名称:錦花堂
所在地:三重県尾鷲市九鬼町1171−4
連絡先:0597-29-2007
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休
※ウドちゃんがいただいたものは、「九鬼水軍 虎の巻」550円
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名称:網干場
所在地:三重県尾鷲市九鬼町204-9
連絡先:050-5217-1572
営業時間:土日の11:00~14:00
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名称:医王山 真巌寺
所在地:三重県尾鷲市九鬼町314
連絡先:0597-29-2117
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