2020年11月22日放送
番外編 決まっててゴメン 北勢
これまで気まま旅を続けてきた旅ゴメの歴史の中で、行くことが叶わなかった旅の情報にアポを取った上でお邪魔する『決まっててゴメン!』
まずは、レトロすぎるパン屋さん「大栄軒 製パン所」へ。
お店を訪ねると、趣きある建物におしゃれな看板が!扉を開けると、店内には所狭しと絵やフィギュアなどが置かれ、「ゴチャゴチャで何屋か分からない」と話すご主人。
創業は1937年で、現店主の大森さんは3代目としてお店を経営。実は、初代にあたるおじいさんは店内に『魚拓』を飾り、2代目のお父さんは『相撲』好きが高じてお相撲さんの写真や手形などを貼っていたのだとか。
ショーケース内には初代から受け継がれるパンに、大森さんが考えたものなど、新旧50種ものパンが並びます。中でも昔から愛され、お店の看板商品でもある“スウィートパン”をいただくことに。パンの表面は砂糖でコーティングされ、中にはほんのりメロン風味の特製クリームが!
昔からあるパンなのに、新しく感じたウドちゃんは『温故知新パン』と命名しました。
続いては、メニューに“愛すコーヒー”と書くユニークなマスターがいる「カフェレスト白馬」へ。
出迎えてくれたのはマスターとお母さん、そして娘さんの3人。
派手好きなお母さんは、まさかのウドちゃんと同じ山形県出身で、庄内弁で盛り上がる2人。新型コロナウイルスの影響で同窓会が中止になり、山形県に帰省することができなくなったお母さんですが、同郷のウドちゃんに会えたことで大満足!
そして、情報にあった“オケマンマ”を早速注文。オケの形をした器には、ご飯や半熟卵、たっぷりの海苔、そしてマスター秘伝のたれを使ったひき肉が入っています。しっかり混ぜてからいただきます。
食べ終えたウドちゃんにお母さんが見せてくれたのは、特大のオケ。3人前分は入るという大きさで、女の子でも食べていく人がいるんだとか。
最後は「指勘建具工芸」で『組子』を作る職人・黒田裕次さんを訪ねます。
組子とは、『ふすま』『障子』『欄間』などの建具に用いられる伝統的な技術のこと。0.1mm単位で切り出した木片を、釘や金具などを使うことなく組み合わせて様々な模様が作られます。実際に製作中の作品を見て、その緻密さ、美しさにウドちゃん感動!
また、黒田さんの自宅では、「まちかど博物館」として過去に制作された壮大な作品を見学する事ができるそうで、お邪魔させていただくことに。
ご自宅の和室にあったのは、ふすま4枚にわたり組子で描かれた『姫路城』。その様子はまさに圧巻!作ったのは先代の之男さんで、他にも桑名の花火をふすま4枚に描いた作品や、ミラノ万博でも展示されたという動く組子などが飾られていました。裕次さんが作品を楽しそうに作る父の背中を見て、跡を継ぐことを決めたというお話にほっこりしたウドちゃんでした。
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名称:大栄軒 製パン所
住所:三重県四日市市朝日町1-10
電話:059-352-5619
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜、祝日
※ウドちゃんがいただいたものは、「スウィートパン」200円 -
名称:カフェレスト白馬
住所:三重県員弁郡東員町大字六把野新田136
電話:0594-76-7707
営業時間:7:00~17:00
定休日:不定休
※ウドちゃんがいただいたものは、「オケマンマ(赤だし付き)」800円 -
名称:指勘建具工芸
住所:三重県三重郡菰野町小島1537-1 (工房)
三重県三重郡菰野町小島4806-3 (まちかど博物館)
電話:059-396-1786 ※まちかど博物館の見学は要予約
営業時間:9:00~17:00(工房)
毎月第3土曜9:30~/13:30~(まちかど博物館)
定休日:日曜
※詳しくはコチラ→http://www.sashikan.com/
※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。