これまでの旅

2020年12月13日放送

番外編 決まっててゴメン 岐阜

これまで気まま旅を続けてきた旅ゴメの歴史の中で、行くことが叶わなかった旅の情報にアポを取った上でお邪魔する『決まっててゴメン!』

まずは、旅の情報にあった「最初は奥さんのために作った1枚の『イチョウの木のまな板』が人気を呼び、大人気になった木工職人」さんに会いに行きます。
「ウッドペッカー」という名前の工房を開く福井さんは、元は家業の神仏具製造を継いでいたが、結婚する時に奥様にイチョウの木のまな板をプレゼント。奥様の評判がいいので、友人などにもプレゼントするうち話題が広がり、各地で開かれるマルシェなどに出店。10年使えるまな板としてネットでも人気に!
イチョウの木は柔らかいが粘りがあり、包丁の刃に優しく復元力もあるのでまな板に最適だそう。
隣にある工房で、電動糸ノコを使ってまな板の切り出しに挑戦!案の定、失敗してへんな形になってしまったが、優しい福井さんは「新しいデザインが登場しましたね」と笑顔で見送ってくれました。

続いては、『川の駅 旬の味 おか多』へ。
かつては根尾川の河川敷でヤナを営み、鮎料理を提供していた老舗。旅の情報にあった“柿よせずし”を注文します。
出てきたのは、大野町名産の『富有柿』の葉に包まれ、岐阜産のお米『ハツシモ』の酢飯に富有柿の実を混ぜ込み、その上に焼き鮎をのせた柿の葉寿司。
地元の商工会から「何か大野町の特産品が作れないか」という相談を受け、ご主人が8年ほど前に完成させたそう。
「なぜ『柿よせ』なんですか?」と聞くと、「『食べてしあわせ 柿よせずし』という風に、『幸せをかき寄せ集められるように』という縁起を担いだ名前なんです」と話す女将さん。
柿の実の甘さ、柿の葉の風味が焼き鮎との相性抜群で、ウドちゃん思わず「これ100貫食べたいですね!」と大満足♪

最後は、「450年続いた笠松の銘菓を地元の菓子組合が力を合わせて復活させた」という旅の情報をもとに「伊住屋本店」へ。
ご主人にうかがうと、本家の「太田屋半右衛門」の16代目が若くして亡くなられ、地元に450年も続いた銘菓“志古羅ん”を絶やさないで欲しいというお客さんの声を受け、笠松菓子組合がレシピも道具も受け継いだそう。
「なぜ“志古羅ん”という名前なんですか?」とウドちゃんが聞くと、豊臣秀吉がこの地へ訪れた時に、『おこし』のような菓子を献上したところ、「形は兜の『しころ』に似てその香りはランのごとし」と言ったということから“志古羅ん”と命名したとのこと。
「ニッキの味が効いた『雷起こし』みたいで、噛むことが楽しくなる歯ごたえ!美味しい!」とウドちゃん。
他のお店からも組合の人が2人駆けつけてくれているとのことで工場へ。
「本来はライバルなのにどうして皆さん仲良しなんですか?」と聞くと、「みんな年齢も近くて先代の頃から寄り合いなどにちょくちょく顔を出していた」のと、「実はかつて笠松菓子組合のソフトボールチームがあって、試合に連れて行かれたのがきっかけ」と教えてくれました。
それぞれのお店の味も守りながら、笠松銘菓は全員で残そうというチームワークに感激したウドちゃんでした。

ルートマップ

インフォメーション

  • 名称:ウッドペッカー
    住所:岐阜県本巣郡北方町北方1502-2
    電話:058-372-3030
    ※詳しくはコチラ→https://www.hello-woodpecker.com/

  • 名称:川の駅 旬の味 おか多
    住所:岐阜県揖斐郡大野町相羽1066-2
    電話:0585-32-0566
    営業時間:11:00~22:00(20:00までの入店)
    定休日:不定休
    ※ウドちゃんがいただいたものは、「柿よせずし」2個500円(店内飲食)
    ※詳しくはコチラ→https://kawanoeki-okada.jp/

  • 名称:伊住屋本店
    住所:岐阜県羽島郡笠松町下本町14
    電話:058-387-3071
    営業時間:7:30~19:00
    定休日:月曜
    ※ウドちゃんがいただいたものは、「笠松志古羅ん」1袋140円

※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。