2020年12月27日放送
番外編 決まっててゴメン 三重・南伊勢町
これまで気まま旅を続けてきた旅ゴメの歴史の中で、行くことが叶わなかった旅の情報にアポを取った上でお邪魔する『決まっててゴメン!』
まずは、みかん農家が苦労して作る南国フルーツ“アテモヤ”を販売している「ないぜしぜん村」へ。
出迎えてくれたのは村長と呼ばれる山出さん。店内で販売している“アテモヤ”を早速見せていただくと、初めて見るその形にウドちゃんびっくり!栽培しているのは村長の息子の陽介さんで、ミカン農家を継ぐ時に三重県南紀にある果樹の研究室で食べた“アテモヤ”の味に惚れ、栽培を始めようと思ったんだとか。
収穫期は10月下旬から12月下旬で、約800個しか生産されない希少フルーツ。収穫から1週間追熟した食べ頃の“アテモヤ”をウドちゃんのために用意してくれました。
食べるとビックリ!やわらかい果肉に濃厚な甘さ。味はマンゴーやラ・フランスに似ているけど、アテモヤ独自の味でもあり、不思議な感覚。
さらに、栽培しているハウスも見せていただきます。日本では沖縄など温暖な地域で栽培されていることもあり、三重県で作るのに試行錯誤しながら作る息子さんの思いを聞くことができました。
続いては、季節限定で牡蠣のグラタンを提供している「GREEN&GREEN」へ。
看板には『花と緑とコーヒーと』と書いてあり、中島さん夫婦が40年前お店をはじめた当初は花や緑もたくさん置いていたそう。
早速、情報にあった“牡蠣グラタン”を注文。奥さんの叔母が養殖した牡蠣を使用しており、年末から4月中旬までの限定メニューで、特に桜の咲く時期に獲れる牡蠣は身が大きく“桜牡蠣”と呼ばれるようになるそう。
牡蠣の殻を使ったグラタンをいただきます。出来立てアツアツでクリーミー!プリプリな牡蠣を堪能!
お話を聞くと、マスターはもともと料理ができず、お店を始めた40年前は奥さんが名古屋・大須の松屋コーヒーでコーヒーの淹れ方を勉強してきてくれたんだとか。
「ウドちゃんの応援団ですから応援しています」とマスターに見送ってもらい、感激するウドちゃん。
最後は、大阪から南伊勢に移住して備長炭を作る職人「マルモ製炭所」の森前さんを訪ねます。
山に囲まれた場所にある製炭所に到着し、その中を見渡すと、壁に『高村製炭所』という看板が掲げられていることに気づいたウドちゃん。森前さんにどういうことか聞いてみると、映画『半世界』のロケ地になったそうで、看板は映画のセットをもらったものとのこと。また、その映画の主演をつとめた稲垣吾郎さんに木の切り方や炭を窯から取り出す“窯出し”を教えていたんだとか。
備長炭の原木となるのは、“ウバメガシ”。持たせてもらうと、その重さにビックリ!硬く重いのが特徴で、水に沈むという。
さらに、製炭に使用する窯を見せていただくと、前日まで稼働していたこともあり、ひと晩開けていても熱気が残っています。窯へ入れられたウバメガシは2週間かけて蒸し焼き状態にされるらしく、最終的には1000度以上もの温度になるんだとか。その窯のそばで炭を取り出す作業を行う過酷な仕事で、夏は「相当しんどい。仕事行きたくない。」と森前さんも言うほど。でも「お客さんが待っていると思うと頑張らないかんと思える」とまさに職人の一言にウドちゃんも感銘を受けます。
完成した備長炭を見せていただくことに。水分や不純物がなくなってもしっかり硬く重いままの備長炭は、とてもいい音を奏でてくれます。森前さんの作った備長炭で、料理を焼いて食べてみたいなぁと思うウドちゃんでした。
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名称:ないぜしぜん村
住所:三重県度会郡南伊勢町内瀬1537-8
電話:0599-67-8100
営業時間:9:30~17:30
定休日:木曜
※詳しくはコチラ→http://www.naize.net/ -
名称:GREEN&GREEN
住所:三重県度会郡南伊勢町五ケ所浦3941-1
電話:0599-66-1720
営業時間:10:30~19:30
定休日:火曜
※ウドちゃんがいただいたものは、「牡蠣グラタン」1,200円
※詳しくはコチラ→https://www.greengreengokasho.com/ -
名称:マルモ製炭所
住所:三重県度会郡南伊勢町伊勢路2218
電話:0599-65-3218
※詳しくはコチラ→https://www.miemarumoseitan.com/
※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。