4月5日から始まった新番組「メ~テレワイド サンダー5」について審議していただきました。
番組は、朝9時30分から午後2時25分までの5時間生の情報エンタテインメントで、アクティブな女性をターゲットとしたものです。
委員の主なご意見を紹介します。
- 地方局にありがちな、三流、四流の芸人を呼んできて騒がせてというところが無く、司会の陣内孝則と島崎和歌子が大変巧かった。陣内は、番組が面白くなくなるところを何度も救っていたし、非常に気配りが利いていて、画面が明るくなった。
- 島崎は、全体が浮足立たないように、巧いところで「しらっと」抑えていたし、陣内のハイテンションをそのまま糸の切れた凧にしないように締めていた。
- 絹雲母を紹介していたが、有名化粧品にも使われていて、それが身近かな愛知県内で産出することに驚いたし、ああいう天然の鉱物から化粧品が出来ていることを目で見ることが出来て興味深かった。
- リポーターが、食べたり飲んだりするのは、仕事だからいいが、スタッフが一緒になって飲んだり食べたりする場面が非常に多く出てきた。特に旅館で、みんな無礼講のように飲食していた。裏方をみせることが最近のテレビで気になっている。そして、スタジオでも、スタッフがワハハハと笑っている。可笑しくて笑っているのではなくて、笑いたくて笑っている。内容を受けて笑っている笑いではなくて、乾いた笑いだ。番組を盛り上げる意図の笑いが凄く気になる。共に由々しき問題だ。
- 視聴者参加をうたっているが、番組の中で視聴者とのやりとりはあったか。見ていた印象では、余りなかったように思う。インターネットのメ~テレのホームページでも番組参加をいっていたので、携帯電話でメールを送ったが、返ってきたメールは素っ気ないものだった。
という指摘がありました。
これに対し局側から、「スタジオでは司会者を盛り上げ、相づちのつもりでスタッフの声や拍手を入れています。乾いた笑いと思われる点は改善したい」「これは、単なる情報番組ではなく、人材発掘のバラエティーにしていくという意図もあります。
今回が一回目なので番組の形や方法論をお見せした。次回からは、今回で募集した人材を追っ掛けていくことで番組を進めるつもりです。」「この番組は視聴率も必要ですが、コンマ幾つ高い低いということではなく、デジタル時代を見据えて長い目で見ていただきたい」との回答がありました。
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