メ~テレ
名古屋テレビ 放送番組審議会だより
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【:2003年6月分:】
このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は11名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2003年度放送番組審議会委員(敬称略)
~11名~
委員長 呉智英 (評論家)
副委員長 片木篤 (名古屋大学大学院教授)
委 員 野嶋孝 (中部電力副社長)
河合弘登 (河合塾理事長)
海月ルイ (作家)
(名古屋青果社長)
田代正美 (バロー社長)
藤井英明 (ゲイン代表取締役)
萩原喜之 (中部リサイクル 運動市民の会代表)
下垣真希 (声楽家)
韓基徳 (愛知韓国商工会議所事務局長)
第445回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成15年6月13日(金)
委  員  長 呉智英
副 委 員 長 片木篤
委 員 野嶋孝
河合弘登
海月ルイ
田代正美
藤井英明
萩原喜之
下垣真希
韓基徳
~以上11名~

議題
(1) 事業報告(決算報告、役員人事)
(2) 「メ~テレナイト ロノの魂」について審議
(3) 次回開催予定

議事の概要
 事業報告(決算報告、役員人事)
  • 2003年3月期決算は、売り上げ241億円で前期比マイナス6.6%、経常利益は25億円で3.2%増の減収増益に終わりました。売り上げの落ち込みを経費の削減などで辛うじて増益という結果になりました。
  • 6月2日の決算役員会で執行役員体制をスタートさせました。取締役もこれまでの常勤9人、非常勤7人の16人から、常勤4人、非常勤4人の8人と半減しました。これは、経営の意思決定の迅速化と業務執行にあたり権限委譲、責任体制の明確化を図る目的によるものです。

■「メ~テレナイト ロノの魂」について審議
今月は、毎週土曜日深夜0時30分から放送の「メ~テレナイト ロノの魂」、6月7日放送分を審議していただきました。
番組は、海外取材をした「目指せ!ベッカム」、女子ソフトボールの高山選手を取り上げた「アスリート・ラボ」、そしてサッカー・グランパスエイトを応援する「グランパス・コーナー」の3コーナーで構成しています。
委員の主なご意見を紹介します。
  • 地元出身のアスリート達を紹介したり、日頃馴染みの無いスポーツを取り上げたりするのは、地方でなければ出来ないことであり、大変好感を持った。
  • スポーツ選手は、競技に関して誰もが真剣だ。現実に生き、記録と闘っている。タイトルのように、アスリート達の魂を掘り下げて見せて欲しい。
  • 視聴率にこだわるだけでなく、番組の質にこだわって欲しい。スポーツの好きな人は、どんな放送時間でも楽しみに見るものだ。

と好意ある評価があった反面、次のような意見もありました。

  • ベッカムに会うだけで、わざわざイギリスに行く必要があったか。また、会うためだけにあれだけの放送時間をとる必然性が感じられない。
  • グランパスの藤本選手のプレーを、野球の「隠し玉」と一緒にトリックと表現していたが、彼のプレーは高度なテクニックをともなうフェイントプレーである。トリックには、人を騙すとかよくない意味合いがあり、違うのではないか。
  • 高山選手がピッチャープレートとホームベースの距離が長くなったことを、自分の投球技術でどう克服したか見せて欲しかった。

といった指摘がありました。

 

これに対し局側から、「生中継も含めて、スポーツ番組の視聴率が落ち込んでいるなか、新鮮さを求めた作りにこだわった。これまでドラゴンズとグランパスの応援番組を放送してきたが、地元にこだわって、世界で活躍するアスリート達を応援する番組作りを進めていきたい」との回答がありました。

■その他
7月の放送番組審議会は、18日(金)午後3時からの開催予定。
7月4日(金)深夜11時25分から放送の「ダムド・ファイル」を審議していただく予定です。