今月は、毎週土曜日深夜0時30分から放送の「メ~テレナイト ロノの魂」、6月7日放送分を審議していただきました。
番組は、海外取材をした「目指せ!ベッカム」、女子ソフトボールの高山選手を取り上げた「アスリート・ラボ」、そしてサッカー・グランパスエイトを応援する「グランパス・コーナー」の3コーナーで構成しています。
委員の主なご意見を紹介します。
- 地元出身のアスリート達を紹介したり、日頃馴染みの無いスポーツを取り上げたりするのは、地方でなければ出来ないことであり、大変好感を持った。
- スポーツ選手は、競技に関して誰もが真剣だ。現実に生き、記録と闘っている。タイトルのように、アスリート達の魂を掘り下げて見せて欲しい。
- 視聴率にこだわるだけでなく、番組の質にこだわって欲しい。スポーツの好きな人は、どんな放送時間でも楽しみに見るものだ。
と好意ある評価があった反面、次のような意見もありました。
- ベッカムに会うだけで、わざわざイギリスに行く必要があったか。また、会うためだけにあれだけの放送時間をとる必然性が感じられない。
- グランパスの藤本選手のプレーを、野球の「隠し玉」と一緒にトリックと表現していたが、彼のプレーは高度なテクニックをともなうフェイントプレーである。トリックには、人を騙すとかよくない意味合いがあり、違うのではないか。
- 高山選手がピッチャープレートとホームベースの距離が長くなったことを、自分の投球技術でどう克服したか見せて欲しかった。
といった指摘がありました。
これに対し局側から、「生中継も含めて、スポーツ番組の視聴率が落ち込んでいるなか、新鮮さを求めた作りにこだわった。これまでドラゴンズとグランパスの応援番組を放送してきたが、地元にこだわって、世界で活躍するアスリート達を応援する番組作りを進めていきたい」との回答がありました。
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