メ~テレ
名古屋テレビ 放送番組審議会だより
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【:2004年9月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は11名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1土曜日の午前6時45分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2004年度放送番組審議会委員(敬称略)
~11名~
委員長 呉智英 (評論家)
副委員長 片木篤 (名古屋大学大学院教授)
委 員 (名古屋青果社長)
田代正美 (バロー社長)
藤井英明 (ゲイン代表取締役)
萩原喜之 (中部リサイクル 運動市民の会代表)
韓基徳 (愛知三愛福祉会事務長)
柳田博明 (NPO新産業創造研究会理事長)
山本泰一 (徳川美術館副館長)
杉浦昭子 (スギ薬局副社長)
田中正次 (日本リガメント代表取締役)
第457回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成16年9月17日(金)
委員長 呉智英
副委員長 片木篤
委 員
藤井英明
萩原喜之
山本泰一
杉浦昭子
田中正次
~以上8名~

議題
(1) 業務報告
斉藤編成局長
  ・10月改編について
   
II 堤放送審議室長
  ・当社BRC事案審理入りについて

(2) 自社制作番組審議
(3) 次回開催予定


■自社制作番組
「メ~テレドキュメント わたしたちは戦争を見たか」を審議。
委員の主なご意見を紹介します。  
  • 「イラクで撮影したものをジャーナリストたちが独自に発行する背景には、第一にメディアに対する不信があるということを、メディアは真剣に反省すべき。市民団体や学生たちが、フリージャーナリストを呼んで話を聞こうとするのは、メディアに対する不信があるからである。」
  • 「普段のニュース番組では放送されないような悲惨な状況をみるにつけ、戦争報道を番組の一つとしてしか見ていなかった私たちに、戦争とは人を殺すことなんだ、人殺しなのだということをまざまざと知らせてくれた」
  • 「テレビにおける戦争報道の問題点をきっちりと伝えてくれた。その中で、テレビの限界も感じた。テレビ報道は、現場で取材した断片を編集作業でストーリーを作って伝えるのだが、それでもまだそれは断片に過ぎないと思った」
  • 「戦争報道でどこまで放映するのかが大きなテーマ。日本では、海外で流されるようなおぞましいシーンは、映していない。それは子どもへの影響、弱者への影響を考えて報道してくれているからであり、非常にありがたいなと感じる」
  • 「真実を伝えるのだと言う報道の根本的なモラルなしには、報道は許されず、この番組にはそのモラルは存在している。世の中に真実を客観的に伝えるのだと言う信念を是非忘れずにこれからも報道に当たってほしい。」
  • 「テレビなどメディアから入ってくるものだけを見聞きして、何かわかったような気になるのは非常に危険だと思う。」

との評価がありました。

 

■次回開催予定
10月15日(金)午後2時からの予定。