メ~テレ
名古屋テレビ 放送番組審議会だより
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【:2006年11月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2006年度放送番組審議会委員(敬称略)
~8名~
委員長 柳田博明 (東京大学名誉教授)
副委員長 藤井英明 (ゲイン代表取締役)
委 員 水谷博之 (弁護士)
呂雷寧 (名古屋大学大学院生)
水野稔朗 (東邦不動産取締役社長)
土屋嶢 (大垣共立銀行取締役頭取)
中西智子 (三重大学教育学部教授)
藤田六郎兵衛 (能楽笛方藤田流
十一世家元)
第479回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成18年11月15日(水)
副委員長 藤井英明
委 員 水谷博之
呂雷寧
水野稔朗
中西智子
~以上5名~

議題
(1) 自社制作番組 メ~テレドキュメント「異国・名古屋に生きる~フィリピン人移住者 共生への奮戦記~」を審議
(2) 次回開催予定

議事の概要
(1)自社制作番組 メ~テレドキュメント「異国・名古屋に生きる~フィリピン人移住者 共生への奮戦記~」を審議
自社制作番組メ~テレドキュメント「異国・名古屋に生きる~フィリピン人移住者 共生への奮戦記~」を審議 メ~テレドキュメント「異国・名古屋に生きる~フィリピン人移住者 共生への奮戦記~」は10月25日(水)深夜1時43分から放送。名古屋で生活するフィリピン女性達の暮らしを追いながら、日本に出稼ぎに出ざるをえないフィリピンの事情、日本とフィリピンの新たな関係、在日外国人の抱える問題に迫ります。

《委員の主なご意見を紹介します。》
  • 取材期間や取材エリアなどが幅広く番組として強く、そして熱い思い入れが感じられた。
  • 外国人移住者の抱えている問題がよくまとめられていた。名古屋も万博で国際化が進んだと言われているが、こんな所にも名古屋の国際化の一段面があったのかといろいろ考えさせられる番組だった。
  • 外国人に対する法律がほとんどない感じがする。国、県、市町村レベルでも同じで諸外国に比べて法的整備がされてない。それに伴って各コミュニティーがどう対応するかがこれからの問題だと思う。
  • 番組内でフィリピン人の方が大変積極的に日本人のコミュニティーに溶け込む努力をされていた。こういう方がもっと出てきて、日本人の各分野、各組織がそこと積極的にかかわりを持てればうまくいくし、今までなかったノウハウが蓄積されていくのを感じた。この番組に何か一つのヒントがあるのではないか。
  • 出稼ぎの理由が家族を養い、少しでも良い暮らしをさせるためと聞き、家族の絆の強さに胸を打たれた。
  • 出稼ぎ外国人を取り巻く問題、課題についてもう少し切り込んでほしい。偽造ビザや短期ビザを使って日本に来ている現状、悪質なプロモーターの存在、国の入国審査の体制などまだ掘り下げるテーマがいろいろあるのではないか。次のテーマとして取り上げていただきたい。
  • フィリピンから介護士、看護婦の条件つき受け入れが始まるという報道もあったが、日本政府はもう少し法的整備をきちんとして、オーバーステイ問題を解消する方向での外国人労働者の雇用をもっとすべきだと思った。
  • 日本にいるフィリピンの人々だけでなく、フィリピン現地での生活に苦しんでいる人々のリアルな映像もあり、日本にいるフィリピン人の理解につながると思った。
  • フィリピン人の立場に立った一面的な報道で、情報の幅の面で不足しているように思えた。

これに対し局側は

  • フィリピン人だけではなく、日本人にも問題があるわけですが、今回はフィリピン人の立場にたって描ききることを目標にしました。いろいろ奥が深い番組なので、次回の作品で紹介していきたい。

と回答しました。




(2)次回開催予定
次回の放送番組審議会は1月17日(水)午後2時から開催予定です。
審議番組は12月11日(月)午後7時から放送の「ウドちゃんの旅してゴメン 大物ゲストと行く魅惑の王国・タイ ゴールデンスペシャル」と毎週土曜日朝9時30分からの通常放送分1本の計2本を予定しています。