名古屋テレビ　放送番組審議会だより - 名古屋テレビ【メ～テレ】

２００７年度放送番組審議会委員（敬称略）～７名～
副委員長	藤井英明	（ゲイン代表取締役)
委員	水谷博之	（弁護士）
	呂雷寧	（名古屋大学大学院生）
	水野稔朗	（東邦不動産取締役社長）
	土屋嶢	（大垣共立銀行取締役頭取）
	中西智子	（三重大学教育学部教授）
	藤田六郎兵衛	（能楽笛方藤田流十一世家元）

第４８０回　名古屋テレビ放送番組審議会
開催日　平成１９年１月１７日（水）
副委員長	藤井英明
委員	水谷博之
	呂雷寧
	水野稔朗
	中西智子
	藤田六郎兵衛

～以上6名～

(1)　自社制作番組「ウドちゃんの旅してゴメン」「ウドちゃんの旅してゴメンゴールデンスペシャル大物ゲストと行く魅惑の王国･タイ」を審議
(2)　次回開催予定

（1）自社制作番組メ～テレドキュメント「異国･名古屋に生きる～フィリピン人移住者　共生への奮戦記～」を審議

自社制作番組「ウドちゃんの旅してゴメン」「ウドちゃんの旅してゴメンゴールデンスペシャル大物ゲストと行く魅惑の王国･タイ」を審議「ウドちゃんの旅してゴメン」は毎週土曜9時30分から放送、ウド鈴木が筋書きのない気ままな旅をする番組です。１２月9日放送の常滑編と12月11日（月）午後7時から放送のスペシャル版「ウドちゃんの旅してゴメンゴールデンスペシャル大物ゲストと行く魅惑の王国･タイ」を審議しました。

《委員の主なご意見を紹介します。》

旅番組が多い中で、土曜日の午前中の時間帯でウドちゃんを起用して結構目立っている。ウドちゃんの人懐っこいというか、癒し系という感じがすごくうまく出ていて特色を出している。
ありきたりの観光名所を紹介し、グルメをしてという他の旅番組とは違って「お仕着せのもの」ではないことが非常に評価できると思った。
ウドちゃんの朗らかできどらず、ややとぼけた親しみのあるキャラクターに加えて、視聴者の目線での番組作りが行われていてとても楽しい番組だと思う。
山車のところで5代目玉屋庄兵衛さんの名前がぽんと出たが、ずっと続くからくりの人形師ということを知らないとわからないと思う。今の方が9代目、名古屋でずっと続いている誇るべき文化なのでもう少しクレジットなどで印象づけてもらうとこの地区の価値がより伝わるのではないか。
意外性のある展開、旅先ならではの地元との様々な出会いに引き付けられる視聴者も多いのではないか。地元の各地を取り上げており、地元制作の番組らしさを感じた。
最後にウドちゃんが旅の思い出をのんびりしたタッチで色紙にまとめるのは番組に温かみを持たせている感じがする。

タイに旅した11日のスペシャル版については

タイの見所がよりよく紹介されていて良かった。ぜひ行って見たいと思った。
短い時間で見所満載のような形で紹介されてたので、パック旅行のようで忙しい印象をうけた。
あまりお金をかけずにのんびりと行って、穏やかな庶民的な世界が見えてよかった。ウドちゃんの番組としての海外の紹介はこうなるのだなと妙に納得した。
言葉の問題もあると思うがゲストとのやり取りが多くて、現地の人と交流している場面が少なかった。もう少し現地の人と交流する場面があってもよかったのではないか。
旅行社の協力を得ているとは思うが、番組の最後に紹介されたツアーの宣伝があまりにも長くてちょっと興ざめな感じがした。
最後に色紙に絵を描いてコメントをつけるというのが、くくりとしてきゅっと番組がしまっていいなと思っている。今回も三者三様のくくりでよかった。

これに対し局側は

スケジュール、台本等は一切なく、本当に行き当たりばったりの自由でオープンな感覚でロケをしていることによって、思わず寄って来たくなるようなハッピーな空間を作り上げて吸い込ませてしまおうという手法をとっています。偶然もありますがそういうところを大切にしています。

と応えました。