メ~テレ
名古屋テレビ 放送番組審議会だより
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【:2007年6月分:】
 このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
 名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
 名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時35分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。
2007年度放送番組審議会委員(敬称略)
~8名~
委 員 長 水谷博之 (弁護士)
副委員長 水野稔朗 (東邦不動産取締役社長)
委 員 土屋嶢 (大垣共立銀行取締役頭取)
中西智子 (三重大学教育学部教授)
藤田六郎兵衛 (能楽笛方藤田流
 十一世家元)
佐分晴夫 (名古屋大学理事・
 副総長)
遠藤登喜子 (国立病院機構名古屋医療センター放射線科部長)
ジョン ギャスライト (タレント、コラムニスト、エコロジスト)
第485回 名古屋テレビ放送番組審議会
開催日 平成19年6月20日(水)
委員長 水谷博之
委 員 土屋嶢
中西智子
藤田六郎兵衛
佐分晴夫
遠藤登喜子
~以上6名~

議題
(1) 業務報告
(2) 自社制作番組 
    メ~テレ開局45周年記念特別企画「紅いスクープ~世紀の中国報道 その光と影~」を審議。
(3) 次回開催予定

議事の概要
(1)業務報告
決算取締役会報告等について(堀社長)


(2)自社制作番組 メ~テレ開局45周年記念特別企画
              「紅いスクープ~世紀の中国報道  その光と影~」を審議。
委員の主な意見です。

  • 当時のスクープを誇らしげでなく、極めて慎重に検証するというところが、非常に見識があってすばらしかった。
  • 当時の中国報道は『竹のカーテン』に覆われた中国取材を優先するあまり、結果として中国側のプロパガンダに利用された感が強い。本番組は当時の報道姿勢や取材課程を自戒を込めてありのまま伝えるなど、問題に正面から向きあい過去を検証しようとする局の姿勢が伝わり好感がもてた。
  • あの時間内では見る側に当時の番組が何を報道したのか、元の番組をきちんと検証しているということがわかりにくい部分があった。検証するのであれば、難しいことかもしれないが、当時番組を見た人に印象を語らせてほしかった。
  • 非常に興味深く見た。エネルギッシュで取材に真正面から取り組む姿勢にとても新鮮な印象を受けた。35年前の番組を作る真剣さを感じた。
  • 番組内容が盛りだくさんで、本当に言いたかったことは何かということが視聴者に伝わるかなと感じた。本当に伝えたいことに焦点をあて、少し抑えた作り方の方が本当に伝えたいことが伝わるのではないか。
  • 当時、中国での取材は政府の監視下で行わざるを得ないのは当然であり、その当時の中国のありのままだったと思う。その時代に生きていた人たちも本心はそれだけではないけれども、これも事実と思って生きてきたと思うので、そこをもう少しきちんととらえてもいいのではないか。現状から見て反省のしすぎだと思う。
  • 現在の中国の情報をもう少し入れて、判断を視聴者に任せる部分があってもいいのではないか。視聴者に考えさせる、感じさせるところが大切ではないか。
  • 今後、50周年に同じような番組を是非やってほしい。名古屋テレビの若い世代に番組内でわからなかったことを調べてもらい、それを元に、次世代が日中関係を友好方向に考えるきっかけになれば素晴らしいと事だと思う。

局側は

  • 「ただ、過去を振り返るだけでなく、同じ場所、同じ人を訪ねることで、今の中国がどうなっているのかをできるだけ盛り込みたかった。当時の中国政府の外国メディアに対するコントロールの考え方と現在の考え方が大転換していることは間違いなく、その部分を伝えたかった。」

と応えました。



(3)次回開催予定
次回の放送番組審議会は7月18日(水)午後4時からです。
審議番組は平日朝6時~8時、土曜朝6時30分~7時55分放送の「どですか!」6月27日(水)放送分です。