Ⅰ ユーザーたちの怒り
この春750円に値上げされた名古屋高速は、日本一料金の高い都市高速道路になった。値上げに一般のドライバーや、トラック運転手などどれだけ怒っているか?
Ⅱ 交通量予測の謎
名古屋高速の設立以来、交通量予測は間違いっぱなし。収入見込みも外れっぱなし。借金だけがたまってゆく。平成12年に作った収支計画は14年には大幅に見直され、しかもその見直しが15年にはもう乖離を見せている。いったい、なぜそんなことになるのか?
Ⅲ 30年余、手付かずの果て
1970年の基本計画以来、いまだに手付かずの路線もある。周辺環境も変わり交通量も予測どおり伸びていないのに見直しの話は無く、数千億の新規投資は粛々と進む。事業費はどこまで膨らむのか?だれがチェックするのか?名古屋市内のある地点の現状をきっかけに、この問題を考える。
Ⅳ ファミリー企業の闇
新線の建設は今後も続くが、その費用を現状の料金でまかないきれるのか?「経営改善」を公社はうたうが、「天下り」「ファミリー企業」「談合体質」等、現状には唖然とせざるを得ない。改革はどこまで進み、どこが足りないのか?そのつけは、どういう形で私たちに回ってくるのか?現状を紹介しながら、処方箋のありかを探す。
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