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2006年3月1日 25時43分~放送 |
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きっとよくなる。かならず良くなる。
~がんと闘う仲間たち~ |
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ディレクター
海老名敏宏
こんなに明るいがん患者がいることを取材を通して知った以上、紹介しないわけにはいきません。しかし同時に、仲間たちと明るく前向きにがんを語る人たちが、はじめからそうであったわけではありません。
がんを患うことは即,死と向き合うことだと思われた時代がありました。
確かに癌を宣告されれば、今も患者にとっては自分の生(死)と向き合うことになるのは変わりません。がんを宣告されてもがき苦しみ、つらい抗がん治療と戦ってきた人生があります。彼女たちは会を主宰する広野光子さんを通して、同じ戦いを続ける仲間たちと出会うことで、励ましあい、そして死生観を育ててきました。こうして救われていくものがたくさんあることに気づかされます。がんは人生を考えさせる機会となる病です。医療現場でもようやく、そのことに気づき始めましたが、まだまだ充分ではありません。がん告知(余命告知)の問題、そこにある生きる権利、生かされる権利と自分の病気を知る権利との葛藤など、がんを体験しなければ語れない問題があります。それを支える家族の問題とも出会うことになります。取材中に亡くなられた人もいましたが、心情的には厳しい取材でも、伝えるべきことを学びました。癌を宣告されて絶望する人生から病友が集まって前向きに生きようとする人たち、そのきっかけを作った人たちから大きな勇気と希望をもらいたい、と思います。
◆金つなぎHP
http://www.e-net.or.jp/user/yokunaru/
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