2006年9月27日(水) 深夜1時43分~2時38分放送
 
ミドリガメの警告
外来生物が日本の生態系を破壊する
 
 
捨てられ、大量に繁殖したミドリガメ
 

  現在日本で、最も容易に手に入り、ペットとして飼われているミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)。年間100万匹も輸入され国内に流通している。はじめの1~2年は小さくてかわいい。しかし、大きくなるととても凶暴になるため、持て余し簡単に捨てられているのが現状だ。今やミドリガメの生息域は全国に広がり、どこの池・川でも普通に見られるカメである。捨てられたカメたちは、野外で繁殖し続け、在来のカメたち(ニホンイシガメ・クサガメ)を追いやっている。
 今のような大量輸入が続く限り、大量遺棄は続く。どこかで歯止めをかけなければならない。国は輸入や飼育の規制をする『特定外来生物』への指定を検討している。

決してカメたちが悪いのではない。捨てる人間が悪い。
私たちは、「ペットを飼う」という事を見直す必要がある。
 
 
齋藤寿幸アナとミドリガメ
 
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