2010年5月27日(木) 午前10時51分~11時45分放送
 
私の国 母の国 ~マウリ エブリン14歳~
 
スタッフのつぶやき
 
ディレクター 村瀬史憲

一昨年の11月、エブリンさんの作文が新聞に掲載されました。その、中学1年生とは思えない文章力はもとより、印象に残ったのは添付された彼女の顔写真でした。一切の邪念を感じさせない、底抜けの笑顔だったからです。

早速、学校を訪ね、森本校長(当時)の立会いのもと、本人と面会しました。「礼儀正しい悪戯っ子」というのが私の第一印象です。多感な年頃の女の子と話をするのは苦手で、取材を了解してもらえるか不安もありましたが、彼女は全く「壁」を感じさせず、ご両親と相談した上で快諾してくれました。

エブリンさんは人に恵まれています。校長をはじめとする学校の先生たち、小学生時代から通っているバスケットボールクラブの指導者、バスケ強豪校のカリスマ監督、女子バスケの発展に尽力しエブリンを代表候補に引き抜いた津島市の教師。私が知る範囲だけでも、その人脈は豊富で、成長の節目になると必ず「助っ人」が現れ、彼女を導いてきたようです。人を引き寄せる力が強いのだと思います。

日常のニュース業務と平行して進む番組の取材・編集作業は,放送日ぎりぎりまで追い込むことが多々あります。今回もそうでした。万全の準備が整わない中でナレーションを宮﨑あおいさんが引き受けて下さったのは幸運というほかありませんでした。これもエブリンさんの「神通力」かもしれません。

 
 
 
放送内容について