郡上最大級のホテルが突然の営業停止 ホテルには再来年ごろまで予約 岐阜

2024年8月2日 16:25
岐阜県郡上市で最大級のホテルが、経営悪化で1日を最後に営業を終了したことがわかりました。
 ユネスコの無形文化遺産にも登録され、郡上の夏を彩る風物詩ともなっている「郡上おどり」。

 今年も、7月13日から開催され、観光客がにぎわいをみせる中「千虎観光」が運営する「ホテル郡上八幡」が1日をもって、営業を停止しました。

 ホテルの関係者によりますと、コロナ禍で予約客が減少し、資金繰りが悪化したということです。

 同じ「千虎観光」が運営する「レストラン大滝苑」「郡上温泉 宝泉」も、1日で営業を停止。

 代理人弁護士によりますと、破産手続きの準備を行っているということです。

 突然の閉鎖を知らずに訪れた人の姿もありました。

 ホテルに土産をおろしていたという業者は――

「1日正式に聞いた。支払いの関係でちょっと遅れていたので確認に来たら『もうまわらない』という返事をもらった。付き合いとしては40~50年なので、急は急ですね。つらいなというところ、僕らも。大きな拠点だったし、お土産も結構扱ってもらっていた」(土産物の卸業者)
 

郡上おどり

予約客には連絡をとるなどの対応
 13日からは、郡上おどりの中でも全国的にも知られている4夜連続で、夜を徹して踊りあかす「徹夜おどり」が開催されます。

 そんな中での閉鎖に、代理人弁護士は――

「郡上おどりの時期なので、8月、9月に営業を停止する選択肢もあったが、もたなかった。余計に混乱する恐れがあるので、この時期になった」(千虎観光の代理人弁護士によると)

 ホテルには再来年ごろまで予約が入っていて、予約客には連絡をとるなどの対応を行っているということです。
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中