「地震の備え再確認を」 南海トラフ“巨大地震注意”受け、東海地方の自治体が呼びかけ

2024年8月8日 20:02
8日夕、宮崎県で震度6弱を観測した地震で、気象庁は南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を出しました。愛知県や三重県などは県民に対し、地震への備えを改めて確認するよう呼びかけています。

地震情報

 臨時情報「巨大地震注意」について、内閣府は次のような対応を国民に呼びかけています。

「事前の避難は伴いませんが、日頃からの地震への備えの再確認に加え、地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう」

 地震は8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源として発生。震源の深さは30キロ、地震の規模はM7.1と推定されています。

 この地震で宮崎県日南市が震度6弱を観測し、東海3県では愛知県愛西市で震度1を観測しました。
 
愛知県は220人態勢で情報収集
 南海トラフ地震の臨時情報で「巨大地震注意」が発表されたことを受け、愛知県では今後、災害対策本部会議を開き、職員220人態勢で引き続き情報収集するとともに、県民に対し、地震への備えを改めて確認するよう呼びかけています。

 午後7時半時点で、愛知県内16の自治体で災害対策本部が立ち上がっていますが、県は現時点で避難の呼びかけはしないとしています。

 三重県では知事が県民に対し、災害備蓄品や家具の固定など、地震に対する備えを再確認するよう呼びかけています。

 岐阜県では災害警戒会議の実施を決めています。
 

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