出演者
「名古屋行き最終列車」にちなんで、「最終列車」もしくは「列車」にまつわるエピソードをお聞きしました。
松井玲奈さん
また今年も「名古屋行き最終列車」の撮影の場所に戻ってくることができました。
名鉄の赤い車両は少なくなっていますが、撮影でたくさん乗れたし、作品の中で残っていくことがすごくうれしいです。
発車のときの「カンカン」という音を聞くとホッとします。
撮影では、4時間ずっと列車に乗っていなければいけない時もありましたが、全然苦じゃなくて、楽しかったです。
最終列車エピソード
名鉄の名古屋本線・豊橋発岐阜行きの長い区間を走る列車に乗ったときに、深く眠ってしまい降りるはずだった駅で降りられなかったことがありましたが、乗り過ごさないために、寝ないように、目を閉じないように、ゲームをよくしています!
六角精児さん
最終列車エピソード
学生の頃から下北沢が好きでよく行ってたんですが、いつも23時42分の最終列車に乗って帰っていましたね。ここに住めればいいなぁと思いながら最終列車で自宅に帰っていた憶えがあります。僕はそれぐらい下北沢の町が好きだったので、町と別れるのがつらかったんですよね。今は念願叶って、下北沢からちょっと離れた町に住み始めてもう30年以上経ちますが、今でも下北沢に通っていますね。
大杉漣さん
最終列車エピソード
「最終列車」というと、人生みたいなものを考えてしまいます。
出身は徳島なんですけど、大阪まで乗り継いで帰った「銀河」=夜行列車のイメージが強く残っている。最終列車に関わる悲喜こもごもで、若いときから感じてきたような気がする。
今は、列車に乗ることも少なくなったけど、好きですね。
ドアの近くに佇んだり、乗車しながら自分のことを考えたりする時間は貴重だと思います。
最終列車には、温かいもの淋しいもの両方がある。どこにでもあるのだけど、そこで過ごした時間に大事なものがある。
小野武彦さん
最終列車エピソード
若いときは、最終列車に乗るまでまだ余裕があると思って飲んでいたら、平日と休日のダイヤを間違えていて、最終に乗り遅れてね、駅のベンチで寝て始発を待ったことがあったよ。
それから、最終列車から降りると、みんなタクシー乗り場に早く並ぶためにダッシュするんだよね。
この歳になると飲んだ後にダッシュができないから、最終列車に乗ったときは列車に揺られている時間よりも長くタクシー待ちで並ぶことになるんだよ。
田山涼成さん
最終列車エピソード
44年ぐらい前、僕が19才・20才ぐらいの頃、東京まで旅行して芝居をよく見に行っていたんだ。
当時は、東京発・大垣行きの普通電車が最終列車だったんだけど、よる11時台に発車するその列車に乗ると 名古屋駅に5時30分ぐらいに到着する。
深夜の周りが真っ暗な中を走る列車の中でセンチメンタルな気分になって帰ったよ。
横長で大型のリュックサックを背負った僕たちは「カニ族」と呼ばれていたんだけど、列車内で地べたに座って、僕と同じような格好をしたグループがいっぱいいたんだよ。
列車内の女の子グループの子と気が合ったり、「カワイイな~」って思ったり、淡い恋心を抱いたりとか、僕の人生で一番女性を意識した時期。青春の1ページでしたね。
ラサール石井さん
最終列車エピソード
最終列車って、終点まで行かないのが多いでしょ。だからぎりぎりまで飲んでたりすると途中の駅で降りて、自分の家まで3駅ぐらい歩いて帰りましたねえ。
周りにも同じような人がいてね、みんなでぞろぞろ歩いてね。
鹿児島のラ・サール高校のころにもね、天文館っていう繁華街に行ってたんだけど、映画を見たりしてるうちに最終列車にはよく乗り遅れた。学校の寮が市電の終点だったんだけど、線路沿いを2時間くらい歩いて帰ったもんです。
山村紅葉さん
最終列車エピソード
携帯電話が無かったぐらいの昔、新大阪から在来線に乗って京都に帰るとき、列車内でウトウトしてしまい、目が覚めたら琵琶湖のほうまで来ていて、慌てて降りたら駅以外何も無いようなところでした。
周りに唯一あった公衆電話で、頭の中に入っていた京都のタクシー会社に連絡をして、迎えに来てもらったんだけど、待っている間、暗いし、心細いし、結局タクシー代が2万円ぐらいかかりました。
山崎樹範さん
最終列車エピソード
学生時代、友人7~8人で最終列車に乗ってワイワイ騒いでいたら、隣の車両から怒った様子のおじさんがやってきたんです。
そのおじさん、いきなり荷物から日本刀(本物か偽物か未だわからないが)を取り出してスラリと抜いたんです。
殺される!と思ったら、おじさんはその後、特に何をするでもなく次の停車駅で降りていきました。いったい何がしたかったのか今でも謎です(笑)
増井みおさん
最終列車エピソード
1年位前、最終列車で帰っていたら、2席離れたところにすごく酔っ払ったサラリーマンの男の人が座り、「ゲー・ゲー」と戻し始めました。
私はすぐに離れた場所に避難したのですが、ガタイのいい女の人が列車の奥のほうからやってきて、ゲーゲー戻している男の人を介抱し始めました。
「かっこいいな~」って見とれていたら、その後、女の人は私のところにやってきて、「大丈夫だった?」って聞いてくれたんだけど、でもその人よく見たら女装した男の人で。ゲイの人がゲーしている人を介抱していたんです。(笑)
私が列車を降りるとき、そのゲイの方は手を振ってくれましたよ。(笑)
谷花音さん
最終列車エピソード
電車の中に帽子を忘れてしまったことがあって、電車がぐるっと1周まわって戻ってくるのを駅で待ったことがあります。マクドナルドのカウンターで、あの電車かな?この電車かな?と探しながら1時間待って、帽子もちゃんと見つかりました。
滝沢沙織さん
最終列車エピソード
私は高校生の頃、松本から東京までモデルのお仕事の為、電車で通っていました!
お仕事での楽しい思いや、悔しい思いをしながら最終列車に乗った思い出もあります!
私にとって列車は、今の私との架け橋になりました!
いとうあさこさん
最終列車エピソード
若手の頃、最終列車の5分後に解散する飲み会が多かった。わざとじゃないか、というくらい(笑)
いつも列車が過ぎ去っていくのを、見ていた思い出があります。
始発まで、お金をかけずに待つ方法を考えて、喫茶店に入ったり、渋谷から池袋まで歩いたこともあります。
やしろ優さん
最終列車エピソード
飲んだ帰りは時間がぎりぎりになって、最終列車に乗るために走るんだけど、列車の中でトイレに行きたくなって途中で降りたことがあるの。
帰れなくなってしまったので、降りた駅の周辺で漫画喫茶を探して始発を待ちました。
波岡一喜さん
最終列車エピソード
最終電車ではないのだけど、浜松でロケがあったときに、バスに乗ったんです。
そのバスで、運転手さんが話しかけてきたんです。
「実は、私、40年間バスを運転してきましたが、今日が最後の運転なんです。」
僕が、バスの運転手さんの最後のお客さんだったんです。
これは、いまでも心に残ってます。
東京の最終電車は酔っ払い多くて、うるさい感じがするけれど、本来「最終…」
っていうのにはドラマがあるんです。
今回のドラマは、いい話なんで、見てもらえば判ります。
すれ違いから生まれるドラマは、良いですね。
片岡信和さん
最終列車エピソード
最終列車に乗ってバイトから帰る時に、 自分の降りる駅が近づいてきたところで、読んでいた小説の終わりが近づきスゴく内容が盛り上がってきました。
この盛り上がっているところで駅を降り、読書を中断することがダメなんじゃないかと思って読み続けました。
小説は読み終わりましたが、最後に「続く」で終わっていて、 2時間くらいかけて10駅分歩いた帰り道が忘れられないです。
岩崎う大さん
最終列車エピソード
子供の頃、よく特急列車に乗って父の実家に帰省していましたが、母が、「列車の中の弁当は値段が高い」と、僕を列車の中に置いて、駅前のコンビニに買い物に出かけました。
発車時間が近づいてきても、「プー」と発車のベルがなっても母は姿を見せずハラハラドキドキ。
ついに列車は発車してしまいました。
でも、母は改札から一番近い扉からちゃんと乗車していて、「びっくりさせてゴメンね。今度は気をつけるね。」と言って戻ってきましたが、帰省のたびにそれが繰り返されました。今ではいい思い出です。
阿佐ヶ谷姉妹
最終列車エピソード
【渡辺江里子さん】
恥ずかしながら高校時代、演劇部に入っておりまして。
初舞台は、夜行列車の物語で、私は年増のOLの役でした。
26年後の自分が、似た顔の人と芸人をやっているなんて、列車が舞台のドラマに出られるなんて、思ってもみませんでした。
【木村美穂さん】
学生の頃、電車の振動が心地よく、帰りにいつも居眠りをし ていました。
終点に着いても起きず、気付いたら1人、車庫にまで行っていた事も何度かありました。
誰も起こしてくれなかったことを、今でも根にもっています。
田村侑久さん
最終列車エピソード
高校生の時、毎日名鉄電車に乗って登下校していて、高校の最寄駅の駅員さんがいつも笑顔で「おはよう!今日も頑張れよ!」って声をかけてくださり、高校3年間でとても仲良くしていただき、悩み相談とか部活の話しをよくさせてもらっていたのを覚えています!!
なので、僕にとって名鉄電車の駅員さんはお兄ちゃん的存在でした!
そして高校の卒業式の時には最後、「卒業おめでとう」って言って花束をくださったのを今でも忘れません!!
犬塚志乃さん
最終列車エピソード
私は豊橋に住んでいますが、大学もdelaの活動も名古屋なので、毎日豊橋から名古屋まで名鉄で通っています。
delaのレッスンやお仕事で最終列車に乗ることが多いのですが、その1時間がすごく好きで、ブログを書いたり、ダンスの振りを動画で確認したり、ラジオを聞いたりしています。
家とはまた違うんですが、リセットできる時間、リラックスできる場所だなといつも感じています。