【台風7号】気象予報士が解説「東海地方に直撃すると思って備えを」

2023年8月11日 16:38

台風7号は、非常に強い勢力に発達し、今は北にゆっくりと進んでいます。来週の月曜日、14日ごろから進路を北寄りにかえて東海3県に直撃する可能性があります。(8月11日午後3時40分時点の情報)

 10日時点の進路より、すこし西寄りになって、近づくタイミングがやや遅くなっています。非常に強い、または強い勢力で接近上陸する恐れがあります。

心配なのは速度が遅いこと。今回の台風7号もゆっくり近づいて、抜けていく時も比較的遅いスピードになりそうです。

今の時点で「直撃すると思って備えておくよい」です。
15日の火曜日くらいに、強い勢力や非常に強い勢力で直撃する恐れがある。中心気圧は960ヘクトパスカルくらい、瞬間的には風は55mくらい吹く可能性もあります。

1959年の伊勢湾台風では、名古屋で瞬間風速が45・7m。
2018年の台風21号では、関西空港で瞬間風速が58・1m。
2019年の房総半島台風では、千葉市で瞬間風速が57・5mでした。

 

週末にできる備え

買い出しやガソリンなど週末にできる備えを

 他にも、雨や暴風、高波、高潮すべてに注意・警戒が必要になります。
暴風がけっこう厄介になります。

 今からできる備えは「飛ばされやすいものは家の中へ」。また、「停電や暑さ対策」として、保冷剤などの準備をしてください。

 暴風では外出もできないため、「買い出し」も食料が16日ごろまであるかどうか確認をしておいください。さらに、ガソリンを満タンにしておくことも忘れないでください。

 

これまでに入っているニュース