認可外保育園が8月に突然閉園　設置側と運営側で金銭トラブル　愛知県清須市

愛知県清須市にある認可外保育園が設置側と運営側の金銭トラブルで突然休園しました。

　休園したのは清須市の認可外保育園「清須こころ保育園」です。

　この保育園は、稲沢市の建築会社「ヨネムラコーポレーション」が3年前に開設し、進学塾経営「アスリートスクール」に運営を委託しています。

　園の関係者らによりますと8月初め、「アスリートスクール」から運営から撤退すると連絡があり10日に撤退したということです。

　園を設置した「ヨネムラコーポレーション」は運営継続ができないとして、13日から休園しています。

　園には0歳から3歳までの約30人が通っていて、保護者には10日までにメールや電話で、突然休園の連絡が届いたということです。

　「ヨネムラコーポレーション」は13日も園で保護者と面談し、預け入れ先の相談などに応じているということです。

　運営側の「アスリートスクール」の関係者は、取材に対し「今年3月までにも金銭トラブルがあり、4月から7月までも設置側からは職員の給与のみの振込にとどまり、正当な運営費の支払いがされなかったため、やむを得ず撤退を決断した」と話しています。

　清須市は休園の可能性があることは把握していたとして、受け入れ先などについての保護者からの相談に対応するとしています。