中国の大手電気自動車メーカー「BYD」がトヨタのお膝元・愛知に進出 コンパクトカーを記者が試乗

2023年10月5日 17:05

中国の大手電気自動車メーカー「BYD」が「トヨタのおひざ元」、愛知県に初進出しました。新たに発売したコンパクトカー、どんな乗り心地なんでしょうか。

 愛知県小牧市に6日オープン予定の「BYD」正規ディーラー店です。
 
 中国・広東省に本社を置くBYDは、アメリカの「テスラ」と販売数を争う、世界有数の電気自動車メーカーです。
 
 2023年1月に日本での販売が始まり、次々と店舗を増やしてきました。

 勢いそのままに、「BYD」が今回、国内12店舗目としてオープンしたのが同じく世界屈指の自動車メーカー、「トヨタ」本社のある愛知県です。

 

記者が試乗

記者が試乗…その実力は?

「BYDのショールームを設けた店舗が東海地方に初めてオープンします。そこで販売される車を試乗していきます」(記者)

 今回試乗したのは、9月20日に販売が開始されたばかりの「BYD DOLPHIN(ビー・ワイ・ディー・ドルフィン)」。

 海を自由に泳ぐイルカがモチーフとなっていて可愛らしい見た目ですが、その実力は…

 「アクセルを踏むとレスポンスよく反応して力強く加速していきます」(記者)

 日本の生活スタイルに合わせ、普段使いに適した小回りの利く「コンパクトさ」を売りにしています。
 
 運転のしやすさに加え、前輪と後輪の間を長くすることで後部座席でもゆったりと座ることができます!

 「後部座席も足元が広く感じられます」(記者)

 

「国産メーカーとともにEV市場をつくりたい」と話すBYDの遠藤さん

BYD担当者に聞く…トヨタのお膝元での戦略は?

 政府も電気自動車の普及拡大を目指していますが、去年販売された乗用車のうち、電気自動車の割合は1.4%程度にとどまっています。
 
 また、BYDが今回初進出する愛知県は、トヨタ自動車のお膝元です。トヨタの牙城を崩すための戦略は…?

 「日本のEV市場はですね、諸外国と比べますとまだまだ未成熟な部分であるというふうに思っています。そういった中で例えばトヨタさん、他の国産メーカーさんとですね、対抗するのではなくて、EV市場というものを一緒につくっていって、まずはマーケットを広げる。『EV市場をつくる』といったところが一番重要なポイントかなと」(BYD Auto Japan 遠藤友昭さん)
 
 BYDは、愛知・岐阜・三重に今後6店舗を開く予定だということです。

(10月5日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)

 

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