豊橋市新アリーナ建設計画 市議会が住民投票条例案を再度否決 市民グループ代表「3回目の運動も」

2024年2月10日 01:27

愛知県豊橋市の新アリーナ建設計画について、市議会で建設の是非を問う住民投票を行うための条例案の審議が行われ、反対多数で否決されました。

 市が豊橋公園内に建設を計画している新アリーナを巡っては、公園内にある野球場の移転先が津波の「特定避難困難地域」であることなどから、市民グループが建設の是非を問う住民投票の実施を求めて署名を集め、1月22日に直接請求しました。

 直接請求は今回で2回目で、前回は市議会で否決されました。

 浅井由崇市長は9日の臨時議会で、「市民の意見を丁寧に伺い、市議会で多数の賛同を得て事業を進めていて、条例を制定する意義は見出しがたい」とした上で、住民投票条例案を提出しました。

 また、市民グループも発言の機会を与えられ、住民の意向を聞く必要性などを訴えました。

 その後、審議が行われ、条例案は反対多数で今回も否決されました。


 市民グループ共同代表の佐藤清純さん
 「大変残念」
 (市民グループの意見に対し)昨年と比べて議員が真剣に聞いていたという感じがした」
 「引き続き第3回目の運動にも取り組んでいきたいという考えは持っている」

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