正規のタクシーのはずが実は”白タク” 世界遺産「白川郷」で発覚、ドライバーを道路運送法違反容疑で逮捕
2024年11月26日 17:34
無許可でタクシー営業をするいわゆる「白タク」で、世界遺産の白川郷などへ客を運んだとして、ベトナム国籍の男が逮捕されました。
フー容疑者が使用したレンタカー(提供:岐阜県警)
道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍の自称・派遣社員グエン・チュン・フー容疑者(29)です。
警察によりますとフー容疑者は、レンタカーを使った「白タク」で10月29日から11月2日にかけてベトナム人の客6人を運ぶ契約を約24万円で結び、成田空港から白川郷などの観光地に運んだ疑いがもたれています。
警察の調べに対しフー容疑者は容疑を否認し「チップはもらうつもりだった」と供述しています。
白川郷では以前から「白タク」行為を疑わせる情報が寄せられていて警察が警戒していたところ、客を乗せたフー容疑者を見つけ職務質問で発覚しました。
客はSNSを通じて正規のタクシーを依頼した認識でいましたが、実際は「白タク」だったということです。警察は客とフー容疑者との仲介を担った人物がいるとみて捜査を続けています。
岐阜県内で外国人観光客を対象にした「白タク」行為での逮捕は初めてだということです。