“頂き女子りりちゃん”を名乗る女に接見 元ホストの男は「ホストっぽくない人でした」
2024年2月22日 19:27
「頂き女子りりちゃん」を名乗る女がだまし取った金と知りながら、女から現金約900万円を受けとっていたなどとされる元ホストの男が、初公判で起訴内容を認めました。
組織犯罪処罰法違反などの罪に問われているのは東京都・東村山市の元ホスト、田中裕志被告(26)です。
起訴状などによりますと、田中被告は2021年10月、詐欺事件の犯罪収益であると知りながら、ホストクラブの飲食代名目で現金約900万円を受け取ったなどの罪に問われています。
22日の初公判で田中被告は起訴内容を認めました。
廷内スケッチ
検察「詐欺で稼いだ金であると説明をうけた」
田中被告が勤めるホストクラブに客として通っていたのが、「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)です。
渡辺被告は、勤務先の風俗店で知り合った男性に好意を抱かせ「知人から借金をした」などとうその話をして、合わせて1億5000万円以上をだまし取ったなどとされ、現在、公判中です。
22日の初公判で検察側は、「田中被告は渡辺被告から、支払った飲食代金の源泉はパパ活で稼いだ金であり詐欺で稼いだ金であると説明をうけた」と指摘しました。
渡辺真衣被告(YouTubeより)
「ホストっぽくない人でした」
渡辺被告にとって、田中被告はどのような人物だったのか。
メ~テレは21日、渡辺被告に接見しました。
「田中被告は変わっている人で、ホストっぽくない人でした。ブランド品もあんまり持ってなかったので、逆に興味深いと思っていました」(渡辺被告の接見より)
お気に入りの“担当ホスト”として指名を繰り返していた渡辺被告。
逮捕されるまで、ホストクラブには、ほぼ毎日欠かさず通っていたといいます。
しかし、渡辺被告の誕生日に田中被告は――
「あの人(田中被告)何もしてくれなかったんですよ。『何もしないのが俺みたいなこと』を言っていました」(渡辺被告の接見より)
次回の公判は3月26日を予定しています。
(2月22日15:40~放送メ~テレ『ドデスカ!+』より)