「たっちゃんようやった」 競泳男子800mフリーリレー村佐達也選手、93歳祖母がねぎらう
2024年7月31日 16:33
パリ五輪の競泳男子では、愛知県刈谷市出身の村佐達也選手が躍動しました。
刈谷市の市民会館で行われたパブリックビューイング
競泳の男子800mフリーリレー決勝で2大会ぶりのメダル獲得に挑む日本。
第1泳者の村佐達也選手は地元・刈谷市出身、中京大中京高校に通う17歳です。
そんな村佐を応援するべく、刈谷市の市民会館では地元の約30人が集まりパブリックビューイングが行われました。
一番前に座り、熱視線を送っていたのは、村佐選手の父親の庸さん(64)と祖母の美津子さん(93)です。
庸さんは、30日の予選のレース前に達也さんとLINEのやり取りをしたといいます。
「昨日も泳ぐ前にLINEでいろいろ送ったが、めちゃくちゃ気合入って返ってきた。気合だけは入っているけど、もうちょっとタイム出してもらえたら。頑張ってねって言ったら『はい』って。あまり親子の会話はないです」(父・庸さん)
祖母の美津子さんはこの会場にあるものを大切に持って来ていました。
「出発前に写真撮った。かわいい顔しとるね」(祖母・美津子さん)
Q.おばあちゃんにとってどんな孫ですか
「優しい子。いつも優しい」(美津子さん)
村佐選手を見守る父の庸さんと祖母の美津子さん
スパートで5位浮上、盛り上がり最高潮に
応援のために作ったうちわを持って、決勝のレースを見守ります。
前半100mを自己ベストに近いペースで泳ぎ、7位でターンした村佐選手。そして得意とするラスト50メートルへ――。
スパートをかけて5位に浮上。パブリックビューイング会場の盛り上がりも最高潮に。その後順位を落とし、7位で終えた日本。ベストを尽くした選手たちに、惜しみない拍手が送られました。
「オリンピックの決勝という舞台でプレッシャーとか感じないのが難しいくらい辛かった。みんな楽しもうと、楽しむことだけを考えて泳いだ」(村佐達也選手)
「自己ベスト(に迫る)タイムを出していたって言っていたので、すごかったなって思う。負けてしまったけど、よかったので、次のオリンピックも頑張ってください」(パブリックビューイングに来ていた子ども)
「よくがんばったと思います。もう言うことないですね。『なんも言えねぇ』です。父親バージョンの」(庸さん)
「喜んでいた。本人が楽しんでやっているように見えた。たっちゃんようやったって、まだオリンピックはあるから目指して頑張れ」(美津子さん)