「台風10号による計画運休は安全最優先のため」JR東海社長が理解求める
2024年9月5日 14:21
台風10号の影響で、列車の運転見合わせや計画運休を実施したことについて、JR東海の丹羽社長は安全最優先だったとして理解を求めました。
JR東海丹羽社長(4日)
「最善尽くしたが結果としてご不便をおかけした」
台風10号の影響で、東海道新幹線は8月29日の夕方から、東京〜新大阪間の全線で運転を取りやめ、8月30日と31日は三島〜名古屋間で終日運転を取りやめました。
JR東海の丹羽俊介社長は4日の会見で、台風に関する一連の対応について、「あらかじめ得られた情報をもとに最善をつくしたが、結果としてご利用予定の皆様にご不便をおかけした」としました。
また対応は「安全最優先に行ったもの」であるとして、利用客へ理解を求めました。
東海道新幹線
雨の影響受けやすい盛り土区間 対策検証へ
JR東海は東海道新幹線について、盛り土の区間が多いことから豪雨対策として、これまでにも盛り土内にある水分の排水を促進する、水抜きパイプの設置などの対策を講じています。
丹羽社長は「昨今予測が難しい、激しい降雨が増えてきている」と懸念を示した上で、今後は現在の対策が有効かどうかなどを研究施設などで検証するほか、適切な降雨規制のありかたについても検討したいとしています。